三ツ峠クライミング

  • 期間 2024-05-18
  • メンバー L松本(17期)、安永(26期)、秋永(42期)、中村(42期)、青栁(43期)、吉岡(43期)
  • 記録 秋永

念願の三ツ峠に行ってきた。マルチピッチのゲレンデとして有名だ。2年前のつづら岩昨年の広沢寺とステップアップし、ようやくデビューした。

7:30までに御坂道側の登山口駐車場に集合。
山荘まで500mくらい登ると、突如「ドーン」と富士山が現れた。想像以上の迫力に感動してしまう。

そこから三ツ峠の山頂のほうを見ると、屏風岩がでーんと構えていた。スケールが大きい!
150mくらい下っていき(帰りはこの登りがキツい)、9時少し前に屏風岩基部に着いた。
トポ図を片手に、左から右フェースまでの全体感を教わる。
大人気という中央カンテに行くと、幸いにも誰も居ない! 急いで装備を身につけているうちに次のパーティーがやってきた。トポ図には「ここだけを登りに来る価値すら充分にある」とまで書いてある。
今回は6人なので、二手に分かれて以下のルートを楽しんだ。全員がどこかしらのリードを経験できた。
◆吉岡・青栁・中村チーム
 ①中央カンテ(3p)
 ②一般ルート右 → クーロワール → 権兵衛チムニー(これらを繋げて3p)
◆松本・安永・秋永チーム
 ①直登カンテ(第1バンドまで)にてアブミの練習
 ②中央カンテ(3p)
以下、写真と共に各ルートの様子を振り返る。

中央カンテ
まずは中央カンテ(安永さんリード)。1p終了点には超堅牢な支点がある。
2p目
2p目はクラック気味で支点がない。カムを使用するか、ランアウトするか。松の木と富士山が映える!

(松本さんリード)
3p目
(秋永リード)3p目はカンテを跨いでいく。この先に何があるか、登ってのお楽しみ。
コイル巻き
懸垂下降時にコイル巻きを教わった。垂らしたロープに余裕を残すように、そして絡みなどないか確認しながら、3巻きずつくらい落としていく。
懸垂下降
高度感があり快適な懸垂下降。
一般ルート右
続いて右フェースの様子。一般ルート右(中村さんリード)
クーロワール
クーロワール(吉岡さんリード)
権兵衛チムニー
権兵衛チムニー(青栁さんリード)
アブミ練習
直登カンテでのアブミ練習の様子。

全員でパチリ。また行きましょう!

<メンバー所感>
○松本
岩登りを始めて2年目に入るか入らないかぐらいに4人で計画し、その4人全員が初めての三ツ峠で緊張しまくった想い出があります。
その後、何度も訪れることになりますが、東京方面からは少し遠いのと駐車場から1時間強のアプローチがあるため、日帰りだといくらも登れないとの理由で、計画は土日の2日間が定例でした。宿泊は山荘近くの広場での幕営で、夜の宴会も合わせると自分にとっては大変魅力のある山行形態であったわけです(笑)
近年、完全に幕営禁止となり、その分気持ちも乗らなくなったため、気づけばすっかり足が遠のいていました。
今回日帰りでの計画ではありますが、懐かしさで楽しめたこと、また、日帰りだと泊り道具も必要とせず荷も軽いので、今後それもありかなと考え直している次第です。
○安永
錆びたボルトが打ち直しされていて安心度が上がった。ここを昔はエイト環でビレイしてあっさり登ったのに、今回はかなり厳しかった。ひさびさでしびれた?!
○青栁
権兵衛チムニーに身体を突っ込みすぎて身動き出来なくなった時、サンタさんの苦労が分かったような気がしました(笑)
○吉岡
中央カンテを朝一番で挑戦しました。我々の後は登攀者が続き、大人気ルートと実感しながら楽しむことが出来ました。天気にも恵まれ、富士山が綺麗に見れるロケーションも素敵でした。
○中村
今回初めて三ツ峠に来て「中央カンテ」、「クーロワール」、「権兵衛チムニー」などのルートを経験することができ大変楽しかった。技術的にまだまだ未熟なので、更なる経験を積み、より難しいルートをリードできるようになりたい。
○秋永
今年は夏サバに行けず残念がっていたら、三ツ峠にはアブミルートがあるよとのことで、お借りして練習。TRのはずがロープの屈曲が大きく、急遽セカンド登攀に。膝にたくさんアザを作りながらも登り切れて満足! 中央カンテの第3ピッチは先が見えないのがドキドキだったが、無事にリードでき自信につながった。引き続きマルチの経験を積んでいきたい。

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