日和田RCT

  • 期間 2021-12-12
  • メンバー L高橋(41期)、平(40期)
  • 記録 高橋

基本ステップのマルチピッチクライミング講習を受講後、11月に平さんと日和田で復習をしたのだが、懸垂下降とその前後のダブルロープの扱いが上手くできずに大幅な時間ロスを招いたことが課題となっていた。今回はそのロープさばきについて試してみたい事柄とともに、トップロープクライミングによる岩トレを目的に自主を計画した。

■ウォーミングアップ
日和田山駐車場に7:50到着。秋の行楽シーズンに比べ登山者は少ない。早速歩き始め、岩場前に到着。先行者は2人組の1パーティのみ。さっそく男岩南面クラック(5.5)にトップロープを張った。各自1本ずつ登り体を温める。

■マルチピッチクライミング
男岩南面クラックにてダブルロープでリードを開始。本日は高橋が先行。ロープをクリップする際の声掛け等々は以前に比べ慣れてきた。中間支点も位置を踏まえてアルパインヌンチャクの長さを変えながら掛けていく。核心部のクラックは相変わらず緊張感があるが安定して登ることができた。テラス先のラッペルステーションにビレイステーションを構築。「ロープアップ」をコールしセルフビレイしたメインロープの左右にロープを振り分けていく。以前に比べきれいにさばくことができた。ATCをガイドモードにセット、ロープの向きをしっかりと確認して「登ってこい」をコール。ロープに若干の張力をかけて平さんの登攀の状況を掌から読み取る。どちらかのロープが弛めばそちらを引き、双方が緩ければ両方引く。
前回のつづら岩では赤を引いてくれなどとクライマーから要求されてしまったが、今日は終始上手くいった。
青空と支点

■懸垂下降のロープさばき試行
平さんが到着し、課題であるロープのさばきを開始。2本のロープが同じ条件でメインロープに掛っているので、2人が同じスピードでロープを自分の肩に振り分けていく。スピードが異なるか一人ずつ作業するとロープが絡まると考えたからだ。この方法は正解で、絡まることなく迅速にさばくことができた。次に、それぞれのロープを60cmスリングで束ね、そのスリングを利用して最初の下降者が腰の左右に吊る。
腰の左右にロープを吊る
まず平さんがこの状態での懸垂下降(以下、「振り分け方式」と呼ぶ)を試す。バックアップに頼って左右のロープを少しずつ出しながら下降する際、ロープを束から出し気味にすることを意識した。下降するに従いロープが少しずつ束から出ていくが、輪になった部分がスリングに引っ掛かるとロープに張力が生じて絡まりの原因となるダマができてしまうと考えたためで、これも上手くいった。ロープの輪が引っ掛かる
     ロープの輪が引っ掛かると...
次にリードを交代して登り、懸垂下降は高橋が先行。同じく振り分け方式で絡まることなく下降することができた。しかし、振り分けたロープが束ねているスリングに引っ掛かり、それを介錯しながらとなるため少々面倒である。片手で左右のロープを操作するのは時間が掛かり、バックアップが効いている必要もある。
再度、高橋がリードで登り、懸垂下降はダブルロープのまま肩にコイリングしてロープを出す形式(以下、「コイル方式」)を試す。後でATCを位置替えする羽目になる
     後でATCを位置替えする羽目に
下降側となるロープ末端をビレイループから解き、ダブルオーバーハンドノットで抜け防止を作る。その末端側から肩にコイリングしていく際、コイルの直径をなるべく同じにすることでロープの順序が崩れず絡まりを防止できると考えた。下降時は振分け方式と同様にロープを出し気味にする。こちらも二人とも絡まることなく下降することができた。振分け方式と比較すると、ダブルロープを肩にコイルするため、首が回りにくく腰回りの確認等に支障が出る一方、下降開始後はロープをスムーズに繰り出せる。終了地点で余ったロープを肩から下ろし、パートナーの下降を待つ間に2本のロープを左右に分けておけば、下降終了後は引き抜きにかかるのみである。
マルチピッチクライミングと懸垂下降訓練は、男岩南面クラック3本、男岩南面左ルート(5.6)1本の計4本実施し、それぞれがリード・セカンド・ロープを出しながらの懸垂下降を2本ずつやることができた。懸垂下降は振分けとコイルそれぞれの方式にメリットデメリットがあり、好みによるかもしれない。個人的にはコイルの方が絡まるリスクが少なく下降に要する時間も短くできると感じた。また、肩へのコイリングをロープ末端から5~10m程度からにすれば重みを軽減でき、首も回るようになるのでないかと思う。次回はこれを試行してみたい。

■トップロープクライミング
マルチピッチクライミングでの課題解決策試行を良好に終わり、平さんの好き(?)なトップロープクライミングのため男岩西面へ。松の木とバルジの先客に一言断ってから彼らの間を縫うようにステミング・フェイス(5.7)にトップロープを構築。高橋の1本目はするりと登れた。平さんが登れたことは言うまでもない。ここはお互い2本。この時点で西面は我々だけになった。
次はバルジ(5.8)。秋の基本ステップ講習では取付きを上手く登れずにステミング・フェイス側から登りトラバースしたが、今回は正面から行く! 平さんは苦労したと言いつつも危なげなく登れた。高橋は取付きを越えることができない。2本目も何度も剥がされてしまう。取付きに5回程挑戦し、あと一、二手のところまで行ったが越えることができなかった。しかし光明が見えた感じがしたのでまぁいいかと。バルジは右側はホールド・スタンスが細かく、左側は遠いもののガバがある感じがした。次はもう少し体重を落として挑戦したい。
高橋はステミング、バルジを各2本、平さんはステミング3本、バルジ1本を登って終了。本日の平さんからの愛の鞭は3発くらいだったかな(笑)

季節はすっかり冬になり日和田ゲレンデも秋の頃のような盛況ではないものの、10時過ぎから続々とパーティがやってきた。男岩南面は普段に比べ若干空いているがそれなりに混雑、西面は空いている印象だった。

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