大菩薩連嶺~奥多摩(カモシカ山行)

  • 期間 2026-06-20~2026-06-21
  • メンバー L小林英(25期)、中村(42期)、堀越(45期)、齊藤徹(45期)
  • 記録 齊藤徹

応用ステップの「カモシカ山行」。当初は前年(⇒ 2025/6/14~6/15 カモシカ山行)と同じ奥秩父主脈・将監峠~東日原の予定であったが、熊による人身被害のため長沢背稜の一部が通行止めとなり、ルートを変更した。
初狩駅を出発し、大菩薩連嶺を北上して牛ノ寝通りから小菅の湯へ。昭文社山と高原地図のコースタイムは約15時間であるが、夜間歩行を含む長途であるため、17時間程度を見込む。

①初狩駅に19:30集合。外は雨なので、雨仕様の装備を装着。初狩駅
②降りしきる雨の中、立河原の登山口を目指して30分ほど国道を辿った。立河原から林道に入る
③登山口にはいり、急登が始まります。暗中、踏み跡を確かめながら登っていく。
登山道に入る
穴沢山(954.4mピーク)に向かい、二度目に鉄塔を潜る(710m)辺りは地図にある通りに踏み跡が薄い、というよりも消えてしまい、方角を定めて尾根に乗った。藤沢(初狩駅方面)から来る道と合流すると、格段に歩きやすくなる。立河原からここまで地図の実線ルートだが、感覚としては破線に近い。
④檜平で休憩中。
檜平
⑤滝子山頂上手前で地図の確認。発汗プラス雨による全身ずぶ濡れ状態で、不快指数100点満点。
滝子山頂上手前
⑥滝子山頂上に到着。この時点で行動開始から4時間が経過しており、最初の疲労感と倦怠感がマックスに近づく。ただ先は長いので何も考えずに先に進もうと思う。
滝子山
⑦滝子山の先の分岐では大谷ヶ丸(おおやがまる)を示すプレートが暗闇に紛れて見えず、笹子方面への分岐を見送ったものと勘違いして逆にそちらに入ってしまった。すぐに先頭が気づいて引き返したが、やはり暗い中でのルートファインディングには難儀する。睡魔も同時に襲ってくる時間帯だった。
ルートファインディングに難儀
やがて雨は小降りになったものの時折ぶり返し、さらに風が吹くと寒い。大蔵高丸が近くなる頃、空が時にパッと白く光り、間をおいてどろどろと聞こえた。
⑧4時前に大蔵高丸到着。だいぶ夜が明けてきた。
大蔵高丸
湯の沢峠まで下ると雷は収まったようだ。ここからゴールまでコースタイムであと7時間と聞かされ目まいがした。もう早く到着したいという気持ちは捨てようと思った。疲れなど気にせずとにかく前に進むのみ。途中、木々が人間に見えるような幻覚に襲われた。
⑨疲れてきた身体にはキツい登りで白谷ノ丸(しろやのまる)に上がって休憩。
白谷ノ丸
⑩黒岳から牛奥ノ雁ヶ腹摺山に続く縦走路。アップダウンが続いた。雨は上がり青空も覗いてきて、同時に景色も良好であったが、それを楽しむ思考は湧いてこなかった。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ
⑪今回の最高地点となる小金沢山(2014.4m)で記念撮影。先ほどの青空は隠れてまたガスだが、これから先は下り基調だ。気分が軽くなった。
小金沢山
天狗棚山を越え、牛ノ寝通りへの分岐以降、3時間ほど下り基調の平坦な道が続く。ようやく棚倉小屋跡(大ダワ)で稜線を外れ、13時半、無事に小菅の湯に下山した。
お風呂に浸かって山行の汗と汚れを落とし、大月駅に移動して乾杯をした。こんな長い時間歩いたことはなかったが、人間そう簡単には倒れないんだなと思えたのが収穫だった。

<行程>
初狩駅20:00~滝子山23:50~大谷ヶ丸1:30~大蔵高丸3:40~湯の沢峠4:30~黒岳6:00~小金沢山8:15~天狗棚山9:15~牛ノ寝標柱11:10~小菅の湯13:30