鶏冠山~甲武信ヶ岳

  • 期間 2023-07-16~2023-07-17
  • メンバー L大野(40期)、平(40期)、高橋(41期)
  • 記録 大野

最近は沢登りばかりなので、たまには2000m以上の山を縦走しようと語らって候補に挙がったのは、以前から気になっていた鶏冠山。2023年版の山と高原地図では、鶏冠山までのルートは破線で記されている。
急登続きと岩稜帯越えのため、軽量化を考えて甲武信小屋泊とした。また三連休の道路、登山道の混雑を予想して、登山口付近に前泊。

■7/16(日)
朝6時前に出発。
西沢渓谷入口看板手前に鶏冠山の登山口。鶏冠出合での渡渉は、運よく少な目の水量でふくらはぎほど。
鶏冠出合渡渉点
渡った先の薄暗い谷の左側にルートあり。つづら折りの急登が続く。1時間経ち一本入れるが、滝のような汗が目に染みる。なんでこんな暑い日に沢登りをしなかったんだと後悔。さらに2時間急登が続き、ようやく第一岩峰のコルへ出た。岩峰に鎖が付いているが、鎖なんてつかまないとメンバー同士暗黙の了解で、さらっとクリア。
第一岩峰
その先の岩稜帯が一望でき、わくわくする。
先の岩稜帯にわくわく
すぐに第二岩峰が現れたが、こちらも鎖は使わずに難なくクリア。
第二岩峰
ほどなくして現れた第三岩峰。ここに鎖は垂れていない。
第三岩峰
「むむっ、登るか」とルートをチェックするが、暑さのせいか(?)安全重視で迂回路を選択。その後、岩稜帯は現れず、あっさり終わってしまった。第三岩峰を登らなかったことが悔やまれる。
鶏冠山山頂はあっさりしたものだ。
鶏冠山山頂
だが、核心はそこからだった。藪はそれほど深くなく、ルートは見えるしピンクテープもたくさんあるが、倒木が多く、跨いだりくぐったりの連続で体力を奪われる。さらに、久しぶりの2000m超えで軽い高山病の症状なのか呼吸が苦しく胸が締め付けられ、なかなか前に進めない。
シャクナゲ
大幅にペースを落とし、休憩も40分おきに入れるなどしてゆっくりと進んだ。早朝出発にしておいてよかった。休憩しても時間に余裕があるので心にも余裕が持てる。ときおり爽やかな風が吹き、休憩中にこのまま眠りたいと何度も思った。さぁ、あとひと踏ん張り、早くビールが飲みたい。藪を抜け徐々に開けてきたところで、ひょっこりと木賊山へ出た。ベンチへ座って一息入れた後、15分ほど下って甲武信小屋に到着。
受付を済ませ、着替えてから待ちに待ったビールで乾杯した。

■7/17(月・祝)
破風山から雁坂嶺へと周回する計画だったが、疲労具合と帰りの交通渋滞を考えた協議の結果、徳ちゃん新道で早目に下山することにした。
下山後は、みとみ笛吹の湯に立ち寄り汗を流した。510円のところJAFカード提示で410円。
暑さと高度と倒木に体力を奪われたが、天気に恵まれ、楽しいメンバーと良い山行でした。
徳ちゃん新道から富士を望む

徳ちゃん新道から富士を望む

<行程>
7/16 道の駅みとみ5:45~鶏冠山登山口6:15~鶏冠出合6:40~第一岩峰のコル8:30~第一岩峰9:10~第二岩峰9:30~第三岩峰10:00~鶏冠山10:40~木賊山14:45~甲武信岳小屋15:00
7/17 甲武信岳小屋6:10~甲武信岳登山口9:10

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