表妙義・星穴岳

  • 期間 2024-03-09~2024-03-10
  • メンバー L鹿内(42期)、大野(40期)、平(40期)
  • 記録 鹿内

かねてより行ってみたかった星穴岳に平さん、大野さんと行きました。

■3/9(土)
8日に降った雪の影響を考慮して、星穴岳の前哨戦は丁須の頭から物語山へと計画変更したのだが、遅めの集合に高速道路の事故渋滞が加わり時間が押したため、物語山とセットにしておいた阿唱念の滝散策のみとした。
山と高原地図(昭文社)に破線で示された道は、枯葉と雪のミックスで意外と歩きづらい。
洞穴/滝へ
大野さんが「熊の足跡では?」と。真偽はいかに。
熊?
滝は水がほとんど落ちていない。
阿唱念の滝
往復1時間半ほどで下山し、幕営地の国民宿舎跡に移動。前日の雪のせいか他に人はいない。結局朝まで我々のみで、共同テントを広々と使って大野さんの持ってきた数々の豪華なおつまみで宴会を繰り広げた。星がとても綺麗で楽しい夜を満喫。
ディナー/テントの夜
しかし我々はこの時、まさか明日の山行があのように厳しいものになるとは思いもしなかったのだった。

■3/10(日)
思いの外撤収作業がはかどり、想定よりも1時間早い7時に中之嶽神社からスタート。
中之嶽神社
神社を過ぎたすぐから雪がやや積もってきている。
石門上
さらに石門の分岐を過ぎると、日陰には雪の少し深いところが現れてきた。分岐にてハーネスなど装備を整え、破線ルート開始。
破線ルートスタート
コルにてやや長い鎖場を過ぎると岩壁があり、念のためロープを使って登る。
岩壁おわり
大野さんがトップ、鹿内、平さんの順で続くが、登山靴では登りにくい。
雪の岩山西岳
西岳からが難しかった。トラバースが多いのだが、日陰は凍った岩の上に雪が積もっており、手がない場所があったりと非常に厳しい。また、先行パーティがいないためルートがわかりにくい。
雪道
先に行ってルートを探してくれる大野さん。私がビビっているポイントもサクサクと進んでいる。平さんに足の置き場などアドバイスを頂きながら、やっとのことでついて行く。雪があることでここまで難易度が上がるのかと驚きだ。岩を迂回しながら進む。
懸垂1/トラバース
最初に懸垂下降したところからルートが不明瞭になり、戻ったり進んだりを繰り返した。
これも雪がなければわかりやすかったのだろうが、降りたところから結構な雪がついていて道がわからない。怖かったので私だけお守り的にチェーンスパイクを着ける。
トラバース
どうにかテープをたどり、本来のルートに戻った。
星穴上部に着いたのが14:30。星穴岳ピークまではクライミング要素があり、ロープを使うのでそれなりに時間が必要である。早い時間にスタートしたことで安心し「全然余裕だな。帰りに道の駅に寄って下仁田ネギを買いましょう」なんて言っていた自分を叱りたい。そんな時に大野さんが「ここで荷物をデポして登りましょう」。いままでの時間経過から星穴岳ピークは断念かと思っていた私はその強さに感動した。荷物を下ろし、平さんと私はクライミングシューズに履き替える。平さんトップでピークに向かい、無事登頂。
最後の登り星穴岳
懸垂で降り、星穴の懸垂支点には15時。
星穴懸垂
ここからかの有名な華やか空中懸垂。
空中懸垂
この頃には風も止んで南面ということもあり、雪はほとんど消えていた。星穴を降りてすぐに4回目の懸垂。
ここで16時。駐車場が閉まるまであと1時間と迫り、コースタイム1時間半の道のりを急いで下山。
下山
大野さんと平さんのスピードに引っ張られ、無事17時に駐車場に着いたのだった。

<行程>
3/9 サンスポーツランド下仁田駐車場13:40~阿唱念の滝14:30~駐車場15:10~幕営地16:00
3/10 中之嶽神社駐車場7:15~轟岩7:25~西岳8:40~星穴岳ピーク14:30~星穴16:00~駐車場17:00

<主な登攀装備>
50mロープ×2、ヘルメット、ハーネス、Pas、確保器、カラビナ、スリング、プルージックロープ、クイックドロー、クライミングシューズ、バイル

<所感>
〇鹿内
終わってみればとても楽しく、たくさんの経験ができて本当に良い山行だったが、雪の岩場は難しかった。終始電波が通じていたので、何かあっても連絡はできると思えたのが不幸中の幸いである。また平さん大野さんに常に先行してルートを確認して頂いたり、自分はついて行くだけになってしまったのが申し訳ないところ。もっと経験を積んでいかなる時も焦らずやるべきことをできるようになりたいと思う。ありがとうございました。
〇大野
日陰と日向の差は想定以上でした。雪が付くとグレードが上がることを改めて実感しました。天気に恵まれ、日照時間にも助けられ、明るいうちに下山が出来てホッとしました。
〇平
トレースのない雪の中に足を踏み入れたとき、あれっと思った。意外に雪が深い。道に迷いながらも、際どい岩場を通過し、明るいうちに下山できるとは素晴らしい。ビバークが頭をよぎったこともあったけれど、ちょっとした雪稜もどきでいま思えばおもしろかった。もし次に行く機会があれば物足りないかも。

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