釜ノ沢はもともと応用ステップ「泊りの沢登り」9月6-7日の予定が組まれていたが、台風15号の影響により中止となったため、平日を挟んでも行けるメンバー4名で行ってきました。
晴れていたが9月下旬ということもあり肌寒さを感じた。水温も低かった。ただ数日前に雨だったにも関わらず水量は多くなく、渡渉は問題ないレベルだった。
■9/22(月)
道の駅みとみに車を泊めて、いざ出発。まずは沢の取りつきまで歩きます。
西沢渓谷入口から30分ぐらいで徳ちゃん新道登山口(1150m)を通過、帰りはここに戻ってきます(上の画像は登山口横の西沢山荘)。
鶏冠谷出合を越えて巻道を進みます。途中ところどころ崖上の崩れかけた道があり、滑落の緊張感が襲ってきました。
山ノ神(1267m)を越えたところが入渓点。沢装備に着替えた。ここまでスタートから2時間30分近くを要しました。すでに疲労感があります。
乙女の滝を通過。
東のナメ沢を越えてすぐのスラブ。とても滑りやすく私(齊藤)と堀越さんが水に落ちました。水はキンキンに冷たく、この先どうやって水に入らずに進めるかなど頭をめぐっていました。
魚留の滝横から巻きますが、ここで初めてロープ補助の決断をした。高橋さんがビレイをすべく最初に登った。
エメラルドグリーンの水たまりです。
魚留の滝を登って少し行くと、名勝千畳のナメです。この景色で大感激、皆で写真を撮り合いました。
両門滝。向かって右側の滝は夏場ならウォータースライダーできるような滝でした。
両門滝から釜ノ沢に至るために巻道を登る。かなりの急登でスリングを使い、この頃にはかなり疲労感を覚えていた。
急登を登り終え1610m地点ですぐに野営適地を見つけた。周辺には焚火跡が多数存在した。この時点で16時をまわっていた。
■9/23(火・祝)
4時起床。朝食と準備、片付けの後、甲武信小屋を目指して5時30分出発。
1900m近くなるにつれ、沢が急登になってきました。構わずひたすら登ります。
2140付近でかなり急な巻道を登るが、途中ルートがよくわからなくなり、踏み跡を見つけるのに難儀する。
高橋さんが踏み跡からルートを見つけてくれた。まさに藪の中を掻き分けて道を切り開いた。この辺りから緊張感がかなり高まった。
難所を越えてほっと一休み(2185付近)。
もうすぐポンプ小屋。
ポンプ小屋に到着。
甲武信小屋にて。
荷物をデポして甲武信ヶ岳頂上へ。
あとはひたすら徳ちゃん新道を下るだけです。
<行程>
9/22 道の駅みとみ8:40~山ノ神11:10~乙女の滝11:55~魚留の滝13:50~千畳のナメ14:05~両門の滝15:20~野営地16:10
9/23 野営地5:40~ポンプ小屋9:40~甲武信小屋10:05~甲武信ヶ岳10:45~甲武信小屋11:00~徳ちゃん新道分岐13:10~道の駅みとみ15:30
<主な装備>
30mロープ × 1
