奥多摩秋川の熊倉沢右俣右沢を遡行し浅間峠までつめた後に左沢を下降した。
南郷バス停で下車し落合橋まで歩き、閉鎖された林道へ入る。3個所程で大きく崩落していたが歩行に支障はない。
林道終点で沢装備に換装。
林道終点
沢沿いのコンクリート擁壁上部に踏み跡があり、それをトレースし入渓。すぐに4m滝が現れる。
4m滝
以降は平凡な渓相であるが久しく遡行されていないのか、蜘蛛の巣だらけで難儀した。左沢との二俣を過ぎるとすぐに陸軍滝となる。
陸軍滝
右岸の弱点をみつけて高巻きすると滝の落ち口程度の高さに登山道がある。
沢に戻るが水量は少なく、とても蒸し暑い。
小滝
しばらくすると核心の4mCS滝が現れ、高橋リード。残置ハーケンに中間支点をとって登る。水量が多いと結構苦労すると思う。
4mCS滝
二俣を過ぎるとすぐに10m滝となり、高橋リード。水流を避けて右に行くとヌメるので水流から付かず離れずで登った。落ち口の樹木を利用してビレイ。
10m滝
標高780m付近の左岸に比較的なだらかな斜面を見つけたので脱渓。すぐに登山道に出て、5分歩くと浅間峠だった。
つめ
左沢は栗坂峠から入渓。結構な斜面だったので弱点を探しながら降りていく。
左沢入渓
高度があり斜度がきつい、もしくは落ち口がヌメっていそうな滝は躊躇なく懸垂下降を選択、合計4本。
4m滝懸垂下降
滝の落差は小さくても支点となる樹木が遠い個所はダブルロープで対応。あらかじめ想定して2本用意したのは正解だった。ほどなく右俣本流に合流し最初の3×4m滝をクライムダウン。
4m滝クライムダ
林道終点に戻った。
遡行前1週間のアメダスを見るに奥多摩湖側は夕立が何度かあったようだが、熊倉沢付近は降っていない。
水量が少なく沢中は蒸し暑いため、春秋の遡行がおススメ。
〇クライミングロープ 8mm×30m 2本
〇水量:少ない
<行程>
南郷BS9:35~落合橋9:50~林道終点10:15~入渓点10:40~陸軍滝10:55~10m滝12:10~標高780m付近(右沢を脱渓)12:40~浅間峠13:06~栗坂峠(左沢に入渓)13:30~右俣本流15:00~林道終点(脱渓)15:30~落合橋16:10~南郷BS16:30
<参考:気象データ(アメダス小沢)>
〇雨量:7/20~7/27 0mm
<参考:気象データ(アメダス小河内)>
〇雨量:7/20 0mm 7/21 0.5mm 7/22 2mm 7/23 20mm 7/24 0.5mm 7/25 1.5mm 7/26 15mm 7/27 0mm




