初心者向けの沢ということで、練習に良さそうな西丹沢のマスキ嵐沢に行ってきました。大変美しい沢で、ナメ滝や大小の滝を楽しむだけでなく、最後の涸れ棚では岩登りの練習、下山は地図読みの練習もでき、大変充実した沢登りになりました。
7:35新松田駅に集合。7:45発のバスに乗り、8:50大滝橋下車。舗装された林道をしばらく歩き、途中から登山道に入る。横を流れる渓流の美しさに、沢への期待が高まる。
9:40マスキ嵐沢の表示のある地点で沢装備を換装し、入渓。

今回は滝ごとに、どのように登るのが良いかを相談しながら進むことになった。また、ロープワークの練習を兼ねて、積極的にロープを出していただく。

透き通った水、白い岩、木々の緑がとても美しい。景色を楽しみながら進む。

6mトイ状の滝は流芯を登る。

11:00、2段15mの滝。水流の中に手掛かりが多そうなので直登もできるが、安全を優先するなら右側をジグザクに登るのが良い。ただしぬめりがあるので注意する。高橋さんは水流の中を登る。高い位置にある木に支点を取って、ロープを出していただいた。続く3名は右側をジグザクに登った。

靴底型7mの滝は右側を登る。

875m二俣を右へ。この少し手前から涸れ沢となる。

最後の10m枯れ棚も高橋さんがリード。3箇所の中間支点のうち1つにカムを使用。4年前に購入したものの今まで一度も使う機会が無かったとのこと。適切なアドバイスをいただき、安全に登ることができて安堵した。

詰めの最後は白い砂のような急斜面で滑って登りにくく、垂れ下がっているロープにしがみついてよじ登った。
1045mのコルから尾根を上り、権現山の山頂で沢装備を解除した。

南西尾根経由で下山する。尾根の踏み跡を探すが見つからず、地図とコンパスを頼りに下山を開始。程無く踏み跡に出る。バリエーションルートではあるものの、そこからの踏み跡は明瞭で、所々にテープの目印もあった。かなりの急斜面で最後まで気を緩められなかった。要所要所でコンパスを確認しつつ、予定通りの地点に下山した。
15時台のバスにはギリギリ間に合わず、次のバスまで近くのキャンプ場で着替えと反省会を行った。
着替えていると、蛭が何匹も出現!西丹沢にはいないと思っていたが、キャンプ場の方の話によると昨シーズンから出るようになったとのこと。今後は西丹沢でもヒル対策が必須のようです。
<行程>
大滝橋BS8:50~マスキ嵐沢出合9:40~2段15m滝11:00~875m二俣12:20~枯れ棚10m12:50~1045mコル13:55~権現山14:05-14:30~大滝橋BS15:55
