毎年恒例、小草平ノ沢。下降、遡行合わせて今回で4回目となる。勢いよく申し込んだら、参加者が全然伸びない・・・基本ステップの講習なのに、まさかの参加1名! 貴重なことに金澤さんとサシとなり、下降はモミソ沢にて計画した。

小草平の最初の滝。去年は一発目ということもあり先輩にリードしてもらった(⇒ 2023/7/8 小草平ノ沢)。今年はどうしようか迷っていたら、金澤さんより「ロープを引いたら安心だよね(気持ちが引き締まるよね)。中間支点とれないけど」ということでリード。最後ヒヤッとしたけど、ちゃんと折り返して落ち口でビレイできた。ムンターも間違いなく。

去年高巻きして、落ち葉がズルズル滑って怖かったところ。今回も高巻きだが、手前から乗り上げることで少しは安定。金澤さんにリードしてもらった。

CS滝。去年は水流を避けて左側の脆い鋭角の岩の階段を登って、枯れた根っこが折れてヒヤリハットのビレイだった箇所。今年はよく見たら、残置ハーケンとお助けスリング(赤丸箇所)のところから右側、滝の落ち口に向かってしっかりとしたバンドがあることが判明。なぜ気づかなかったのだろう。左には高巻き用に、木の幹にスリングがたくさんぶら下がっている。そればかり見て上に行こうとしたのかなぁ。今年は落ち着いて観察し、その残置ハーケンに中間支点(60cm)をとって、無事に滝の落ち口へ。

詰め上がったら結構な時間。堀山の家への挨拶も兼ね、小屋の外のベンチで一服。予定通りモミソ沢の下降に向かうこととする。地形図と見比べながら下降ポイントを探す。なかなか難しい。急斜面を歩くのに慣れていない。
懸垂下降をしながら涸滝を観察。こんなところどうやって登るのか・・・ 薄暗くて手がかりも少なそうだ。

その先、薄暗いゴルジュが続く。時間が押してきたこともあり、クライムダウンで粘るよりもと、バンバン懸垂下降。

何回だかちょっと記憶にないくらい、金澤さんには残置スリングをさせてしまって申し訳ない。ロープをかけられる倒木の見極め方など、これからもっと経験を積んでいきたい。
遡行、下降で大倉尾根の東西の沢を堪能できた。まだまだたくさんの沢がある!
<行程>
大倉バス停8:10~二俣(入渓)9:45~大倉尾根(看板No.27)13:30~堀山の家~モミソ沢(下降開始)14:05~モミソ沢(終了)17:05~大倉バス停18:45
