■4/19(土)

浦佐駅より安永さんカーに乗せてもらい、除雪終点からアプローチ。しばらくは林道歩き。

落石やらブロック雪崩の跡を目にしながら、尾根取付きに到着。
800~1,100m付近は傾斜のきついところもあったが、先頭を交代しながら淡々と登る。アイゼンは不要だった。

一部、尾根に沿って大きく雪が割れ始めている。振り返れば黒姫山と守門岳。
1,050m付近にテントを張り、宿泊用具等をデポ。翌日の降雨予報から、軽くして今日のうちに山頂ピストンしてしまおうと考えた。

1人下山してきた登山者に出会ったので先の様子を聞くと、嘉平与ボッチは巻道の方が割れており、岩場からピークを越えると良いとのこと。写真中央の黒いところが嘉平与ボッチの手前のピークだ。
実際に行ってみたら確かにその通り。岩登りになるかとヒヤヒヤしたが、しっかりとした階段状の岩場で夏道になっており、問題なく登れた。

嘉平与ボッチから前岳方面を眺める。既に15:40。ここから前岳、浅草岳山頂を往復するにはもう時間がない。日没は18:10頃。

残念だが嘉平与ボッチを今回のピークとすることにして記念撮影。

テン場に戻ってお楽しみタイム。守門・黒姫側の夕焼けを堪能した。
■4/20(日)

翌朝は来た道を戻る。昨日のクレバス箇所がさらに沈降していた。ここが崩落するのも時間の問題だろう。
さて、アプローチの林道に戻ったのち、第4回RRT~雪稜の巻~(RRT=レスキュー・ロープワーク・トレーニング)。尾根取付きの斜面にて下記①②を、林道を下山しながら③④を実施した。
①水平方向の移動、転落からの引上げ
②上下方向の移動、転落からの3分の1システムでの引上げ
③偵察のビレイ、肩がらみ・腰がらみ・ムンターでの引下ろし、引上げ
④立木でのカラビナムンター懸垂

山頂を踏めなかったのは残念だが、雪上でのロープワークをみっちり練習できたのは何よりだ。
<行程>
4/19 除雪終点9:30~1,050m地点(幕営)10:50~嘉平与ボッチ15:40~幕営地16:55
4/20 幕営地6:10~林道終点7:00~ロープワーク~除雪終点12:10
