北八ヶ岳

  • 期間 2013-01-13~2013-01-14
  • メンバー L松井(26期)、舘(27期)
  • 記録

白駒池水場 (640x480)


麦草

1/13(日)~14(月・祝)

13日(日)
茅野駅に10時前到着。バスに乗車予定でしたが、時間短縮の為タクシーで北八ヶ岳
ロープウェイ(旧ピラタス)へ。
天気が良かったせいか、駐車場はいっぱい、ロープウェイも行列でした。

11:30過ぎに身支度を整え山頂駅を出発。縞枯山荘前を過ぎ、八丁平分岐より登り、
12:40縞枯山山頂着。
トレースはしっかり踏まれていてツボ足で問題なく歩けましたが、少し脇に反れると
ズボズボ埋まりました。
下りもあるので、念のためアイゼンを装着しました。
13:10茶臼山着、13:50麦草峠着。
ずっと樹林帯の中ですが、縞枯山頂や、途中の中木場など眺めが良く、南八ヶ岳はも
ちろん南ア、中ア、北アから浅間山、甲武信の方までぐる~り見えていました。

15:00青苔荘着。他にテントは2張り、小屋の宿泊者はいないようでした。
小屋の脇のキャンプ場に幕営しましたが、雪がさらさらで上手く整地できず、中に
入ってみると床がデコボコでした。小屋で教えられた水場は、池の中に掘られた穴で
した。白駒池は全面凍って真っ白でした。

風はなく静かな夜でした。テントの中に入り、お湯を沸かしたり、夕食の準備を始め
ました。
ガスの炎がヒラヒラし始めておかしいので、もう1個のガスに火を点けようとしたと
ころ、松井さんのライターも私のライターも炎が出なくて、松井さんのマッチを擦り
ましたが、これも点きが悪く、なかなかガスに火を点けることができませんでした。
小屋で電子ライターではないライターを買ってきて点けようとしましたが、これもな
かなか炎が出ず苦戦。途方に暮れました。そのうち目がしょぼしょぼしたり、鼻が
つーんとしたりしてきたので、テントの入口を開けて換気をし、根気よくマッチを
擦ったり、ライターの火花をガスに近づけたり、いろいろやってみました。
テントの上の方でライターを擦ってみると炎がでたので、何とか火を点けることがで
きました。
その後もテントの入口を半分くらい開けた状態にしておいたところ、炎が安定してき
ました。

私のスントの気圧計が790mb位で、あまり見たことのない数字を示していまし
た。急に気圧が下がった影響でしょうか。
20時過ぎに消灯しましたが、とても息苦しくて眠れずにいると、松井さんも苦しい
と。
寒いので、シュラフを上まで閉めたいけれど、閉めると息ができなくなるので、寒い
のを我慢するしかありませんでした。今まで経験したことのないくらい呼吸が苦しく
て、殆ど眠ることができませんでした。

14日(月)
4時起床。まず朝食の支度をしましたが、また火が点かず苦戦。いろいろ試してやっ
と火がつきお湯を沸かし朝食を食べ、身支度をし、テントを撤収。夜中の2時前から
雪が降りだし、テントの周りにも新雪が積もっていました。
6:15出発。雪はひたすら降り続き、すぐ前を歩いている松井さんのトレースも消され
ていくような勢いでした。
7:15高見石小屋着。小屋はたくさんの人で賑わっていて、丁度出発する人で入口が
ごった返していました。
当初黒百合平を回って渋の湯に下る予定でしたが、天候が悪化していくこと、渋の湯
からのバスや茅野からの電車のことを考え、賽の河原から下ることにしました。
バスの時間まで余裕があるので、高見石小屋にお邪魔して、ストーブの前でココアや
カルピスをいただきました。
殆ど眠っていなかったのでゆっくりして8:30出発。だいぶ元気になりました。
賽の河原は雪がたくさん積もっていたので、夏より歩きやすく、9:30に渋の湯に着い
てしまい、温泉に入りました。相変わらず感じが悪く、お風呂場も玄関の辺りも寒く
て、すっかり冷えてしまい、バスが待ち遠しかったです。
11:35のバスに乗車。茅野の市街もすごい雪で、直行バスでしたが、いつもより時間
がかかりました。
茅野駅に着くとあずさも在来線も遅れているということだったので、来た電車に乗り
ました。
関東も大雪ということで、家に辿り着くまでずっと雪景色を楽しめました。

12月の雪訓に参加できなかったので今シーズン初アイゼンでした。北八ヶ岳に行った
ことがないという松井さんと軽めの雪山に行こうということで今回のコースにしまし
た。私は随分前、山に登り始めた頃、「なんちゃって雪山だから」と何度か連れてこ
られたコースでしたが、テント装備だと、軽い雪山にはならないなあと感じました。
久しぶりのテント山行で、いろいろと細かい忘れ物があったり、反省することが
多々ありました。テントの中が息苦しかったのが初めての経験で、なんだか変な感じ
がしました。

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