肩故障中のため、登攀要素のないところを探して沢登り。アクセスしやすく、歩き主体の寂光沢を選択。
東武日光駅から中禅寺温泉行きのバスに乗ること10分。田母沢御用邸バス停で下り、舗装路を歩いて1時間弱で寂光滝駐車場に着く。車が数台。若子神社への階段を登りさらに登山道を歩くと、宇都宮営林署の看板がある。左に入って、滝側に降りる道を探して歩いていたら、目印の赤テープがあった。
看板を左へ
赤テープを目印に
登山道のような踏み跡を下ってゆく途中、鹿内さんの悲鳴があがった。見ると足首にヒルが喰らい付いている。ヒルよけを噴射して弾き落としたが、かなり気分が盛り下がる。ヒルに注意しながら身支度。取付きは期待が持てそうな景観なのに。
穏やかな取付き
鹿内さんはおろしたてのラバーソール。靴底を試しながらの歩きだが、しょっちゅう滑る、と言っている。苔が多いから向いてなかったかも。
滑って登れない?
こんな滝も
躊躇なく巻くべし
滝は嬉しいのだけれど、力むと左肩が痛み、流れの脇をホールドを掴んで横移動、という動作も辛い。最初の滝もどきが終わると河原歩き。肩にやさしいと喜んでいたが、延々と続くのでいい加減飽きる。
苔の中のゴーロ歩き
右から良い感じの滝
右に登れそうな滝がかかり、そちらに行きたい気分になる。そして河原はまだ続く。
きのこで気休め
やっと登れる滝、と言うよりも、適当な壁が現れた。楽しく登る。
待望の壁
靴も滑らない
この壁の上は、ラバーソールも滑らずに快適だったそうだ。
傾斜がほとんどなくなり水が笹原の中に消えると、笹をかき分けて斜上する。笹の丈は低く、藪漕ぎというほどではない。細い登山道に出て、30~40分ほどで下山できた。
バス停への途中にあった宿の日帰り入浴は15時からなので諦め、タクシーをやしおの湯に飛ばすも臨時休館中。東武日光駅先の日光市温泉保養センターで汗を流し、帰路についた。
<行程>
田母沢御用邸記念公園バス停8:50~寂光滝駐車場9:25~寂光滝9:40~寂光沢10:10~登山道13:00~寂光滝13:30~田母沢御用邸記念公園バス停14:10