笛吹川水系東沢 釜ノ沢東俣

  • 期間 2012-08-24~2012-08-26
  • メンバー L成瀬(27期)、二見(27期)
  • 記録 二見

8/24(金)
東京発20:08中央線高尾行き乗車、通勤電車で混む。塩山22:21着。南口駅前甲州タクシー塩山営業所で仮眠。
8/25(土)
4:45頃タクシーで出発、西沢渓谷5:30到着(6,470円)。
標高1110m、東京より6~7℃低く涼しい。車道を左に分け舗装道路(笛吹川左岸)を足慣らし。ねとりインフォメーションで地元の中年の夫婦と一緒になり西沢渓谷名爆への道を聞かれる。西沢山荘を経由して立派な吊り橋を渡るとすぐ大きな案内板、右折して赤テープに従い川原に出る。鶏冠谷出会を右に見て東沢中流を左岸へ渡渉する。
清兵衛沢を横断してホラの貝沢で一旦川原まで降りて再び旧登山道を登り大岩上の<山の神>に着く。(ホラの貝ゴルジュは高グレードの泳ぎ)川原で沢装備を身に付ける。平坦な沢歩きが続く。東御築江(おつくえ)沢、乙女ノ沢(冬期講習アイスクライミング?)、奥ノ乙女沢、東のナメ沢、西のナメ沢と素晴らしい景色が目白押し。

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(マメに地形図を見なかった為、沢の特定を間違える)1枚ナメの迫力に圧倒される。この後の時間を気にしなければ水の滑り台で戯れたいところだ。
エメラルドグリーンの大釜、右のスラブ状の縁をトラバース。
金山沢と釜ノ沢との二俣(標高1420m)は水量比1:1、正面の岩に「コブシ」→の表示あり。人気の沢で数グループが休憩、釜ノ沢に入って間もなく魚留滝。前のグループがロープを使っている。通過を待って取り付く、成瀬さんに靴を押してもらってどうにか抜ける。結果として唯一の30mロープ使用。そして千畳のナメ、記念撮影。沢登りの醍醐味が又一つ脳裏に焼き付く。登山靴で遡行している単独行に会う。
滝を3つ程越すと西俣、東俣の両門ノ滝(水量比1:1)、見とれながら昼の大休憩。左岸を巻く。表示のある迷い沢を右手に見てトイ状のヤゲンの滝を潅木沿いに右から巻く。
広河原、3年前成瀬さんが講習で来た時のテント場。焚き火サイトも立派、時間が早いのでもう少し上流まで行くことにする。間もなく伏流となり、水が心配で一部顔を出している水流をポリタンに詰める。高度計1780m地点で水流も復帰したテン場を見つけツェルトを張る。14時過ぎ、陽はまだ高い。

焚き火-2

焚き火-1

焚き火跡地で牛乳パックと落ち葉、枯れ枝で何とか火を起こす。30分位で薪に火が着く。(ガスは持ってきていたが、)焚き火に直接コッヘルを載せてお茶を飲む、夕飯はパスタ料理。焚き火をすると、虫が寄ってこなくて助かる。枯れ木は手をのばすとすぐ手に入る。コッヘルは表面が真っ黒になる。帰ってから洗うのが大変かな。涼しい感じで快適、月夜で明るい。ツェルトは背が低いので中でガスを使うのは厳しいかな。
8/26(日)
4:30起床。味をしめて今朝も焚き火にチャレンジ、火事を心配して炭をバラバラにしたので時間がかかる。数組のパーティーが通過していった。7時過ぎ出発。
ミズシ沢との出会(1930m)、最後のテン場とガイド本にあるが余りいい場所は見つからなかった。
源頭部に近づいてきて沢の傾斜はきつくなる。木賊沢のナメ滝をトラバース本流との中間尾根の踏み跡を登り、ゴーロ沢に戻る。甲武信小屋のポンプ小屋で沢靴を洗う。アプローチシューズに履き替えて気持ち良くなった所で甲武信小屋に荷物を置き、日本100名山の一つ甲武信岳をピストン。日本一の富士山、金峰山等景色を堪能する。

こぶしピーク

木賊山2468.6m経由、戸渡尾根徳ちゃん新道(シャクナゲトンネル)を西沢山荘に下る。西沢渓谷入口、塩山駅行き最終バス15:40(臨時便1台)に間に合い塩山南口。17:04やまなしホリデェー快速、新宿行きに乗れて(運良く座れた)帰宅。風呂もビールもない帰りだったが、翌日の仕事を考えるとラッキーだった。

<所感> 数十年前に2度程東沢に行った記憶があるが登山靴で行っているのでまだ一般道が整備されていた頃だったのではないか。
     車で早朝来て深夜に帰る日人もいるようだが、トレーニングもいいけど楽しみたいですね。
<成瀬所感>真夏の沢キャンプは快適で良いなぁと実感しました。(数年前の講習は9月で超寒くて眠れなかった。)焚き火マイスターの二見さんに感謝。

【工程】
8/25  甲州タクシー塩山営業所4:45~西沢渓谷バス停5:30~西沢・東沢分岐6:00~山の神7:30~東のナメ沢8:50~二俣10:15~千畳の滝10:45~両門の滝11:40~ヤゲンの滝12:15~テント場14:00
8/26  テント場7:00~分岐8:30~ポンプ場9:30~甲武信岳10:40~木賊山11:50~西沢山荘15:20~西沢渓谷入口バス停15:40

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