日和田RCT

  • 期間 2022-03-26
  • メンバー L高橋(41期)、平(40期)
  • 記録 高橋

お彼岸も過ぎ、春を感じる日が多くなってきた。思い切って日和田の岩場でトレーニングを計画。天気予報では西日本から東日本にかけて大荒れの天気になるとのこと。しかし、予想気圧配置図を見るに午前中は問題なしと判断。12時から15時にかけて雨が降るかもしれないと思っていた。しかし、前日17時の気象庁時系列予報では埼玉県北部・秩父地方は曇りの予報。これを根拠に日和田RCTを決行することにした。

8:50に男岩前に集合。既に先客が4パーティ。女岩南面では講習があるようでロープが4本以上下がっている。
女岩の盛況ぶり
どこにロープを張るか平さんと相談していたら、男岩南面クラックルートが空いた。すかさずトップロープをセット。ウォーミングアップとして、お互い2本ずつトップロープクライミング。外岩は2月5日以来で微妙に緊張と不安を感じる。
その後、基本ステップ・マルチピッチクライミングの復習。前回(2/5)の広沢寺RCTではダブルロープの扱いをミスして絡まってしまい、膨大な時間ロスをした。その反省から自宅で検証してきた絡まりにくい方法を今回は試行する。
まずは高橋がリードでクラックルートを登る。ヌンチャクをかけるせいか、トップロープクライミングと微妙にラインが異なる。最後のクラックを安定して越えることができ、テラスの先でビレイステーションを構築。メインロープをクローブヒッチしてセルフビレイ、敢えてランヤードもマスターポイントにかけておく。ビレイ解除をコールしロープアップ。確保器をガイドモードにセットして登ってこいをコール。クライマー側のロープを張り気味に持ち、クライマーの登攀状況を読み取りビレイする。平さんがビレイステーションに到着。セルフビレイをとり、ビレイ解除。セカンドクライマーだった平さんが結んでいるダブルロープの末端をほどき、ラッペルステーションにロープをセット。そのままダブルロープを振り分けていく。振り分ける前にリードクライマーだった自分のセルフビレイ(メインロープ側)を外すことになるが、既にランヤードでもセルフビレイ済みなので単純にメインロープのクローブヒッチを緩めて外すのみ。ロープの振り分けもセカンドクライマー側の末端が上にきているので、重いダブルロープをひっくり返す必要がない。素直にセカンドクライマー側からふたり同じスピードでさばけば絡まることなく振り分けることができる。試行は上手くいった。振り分けたロープも懸垂中にスムーズに出ていったようだ。お互いにリード2回、セカンド2回の計4回登った。ロープは一度も絡まることなく、平さんからも「いいかも」とお褒めの言葉いただいた。
ここで昼食、長めの休憩をとった。
午後になると男岩西面がガラ空き。平さんは西面のトップロープクライミングを希望するだろうなと思っていると、案の定リクエストされた。
まずはステミングフェイスで西面にご挨拶。お互い2本ずつ登った。私は不覚にも1本目は一度剥がされてしまう。まだまだ未熟。次はバルジをやろうと。ところが平さんが「松の木にロープをかけるぞ」と岩の上から叫んでいる。おぉ、マジか。この頃から雨がぱらついてきて軽く戦意喪失。しかしロープはかけられてしまい、懸垂で平さんが下りてきた。先に平さんが登る。両腕を交差させるところで大分苦労していたが、見事に完登。
私は両腕を交差させた後の一手で剥がされてしまう。5~6回挑戦するもNG。下ろしてくれと言うと「それでいいのか?ハングを右から避けて上まで登らないと後悔するのでは?」と檄がとんできた。「ですよね~」と心の中で相槌をうつ。今までハングから先はそのまま直登していたが、スタンスとホールドが乏しく難しい。今日はやや左側にルートをとってみる。易しくはないが直登よりも明らかに登りやすかった。
これで帰ろうかとトップロープを回収したが、雨も止んで少し未練が。平さんにお願いしてもう一度マルチピッチクライミングをやることに。左ルートを選択。高橋がリード、平さんがセカンドで1本。懸垂下降して本日は終了。登山口の桜はもうすぐ満開で日和田の季節がやってきた。
登山口の桜

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