富士山/山スキー

  • 期間 2010-06-13
  • メンバー 久野(L、22期)、長澤(講師)
  • 記録 久野

富士山須走口からの山スキー、5月30日に計画していたが雨天予報で中止。今年は4月・5月と低温傾向だったので、積雪量は例年より多目。
で、今回に順延してみました。が、折りも折、いよいよ入梅・梅雨前線が間近に近づきつつある天気図模様で・・・。ひとまずは、まあダメもとでも、
と前夜に須走口新5合目駐車場にてテント泊した。夜の予報では、明日は午後から雨との由。しかし、夜、5合目は満天の星!でした。須走口からの富士山

◆須走口からの富士山

 

朝は下界に雲海、5合目から頂上は良く見えてこのあたりは晴れている!。天候見ながら行ける所まで・午後には早々に撤収かな、と、出発してみた。
雪の末端は6合目~7合目あたり。そこまでは、残雪もないので、ブーツ・板を背負って、ブルドーザー道を登る。ザクザクの砂礫道で、半ばキックステップの要領で登って行かないと足場が安定しない所も多々。板とブーツは履いてしまえばなんてことないのに、背負ってみるとこれまた結構重いんです・・ボッカだなあ。単調なブル道は、ひたすら「忍の一字」でした。(笑)

◆森林限界からの山頂

森林限界付近からの富士山

振り返ると、下からガスが迫りつつあるし・・。風も強くなってきたぞ・・。まだ、山頂まですっかり見通せるけれど。
やっと雪の末端に辿り着き、やっとブーツに履き替えて板を履き、周囲の状況を鑑みて登りの時間リミットを11時半頃に設定した。やれやれ砂礫のキックステップから解放され、快適シール登行だ!と登り始めたけれど、もう6月、大きなスプーンカット形状の雪面は、シール・スキーアイゼンの雪面とのコンタクトに一工夫も二工夫も必要なのでした・・。なるべく平らな雪面を探していくのだが、微妙な凹凸でズリっ・・・。
登りの行動時間設定をあざわらうかのように、何だか一部に青空が見えて日も射してきました。なんだよ~、と思ってみたものの、やはり11時40分、2900m地点で登りを終了してシールを剥がしていると、あっという間に曇ってきました。風が一部の雲を吹き飛ばしただけだったのかな?
さて今シーズンの最後の滑り。大きなスプーンカット上の雪面は、いわば「コブ」斜面でした。板を履いた地点まで滑りの所用時間5分!これで今シーズンの滑りは終了いたしました。
雪の末端から、再びブーツと板を背負って、ズリズリとブル道を駐車場まで下山。黒いオーバーパンツは、砂埃で白いオーバーパンツに変わっていました・・。

富士宮口・吉田口は標高が2400m弱。兼用靴のツボ足で登山道を登って滑って降りる日帰り山スキーができます。須走口からの富士山は、シール登行向きの斜度なのですが、如何せん、須走口の標高が2000m弱。富士山の山スキー適期の時期の中で、雪の末端がなるべく下まで伸びていて&頂上付近の氷化の程度、との兼ね合いが要になるのかな?と感じました。

行程:6:30須走口新5合目駐車場~11:40 2900m地点~13:50駐車場

◆2900m地点から

2900m地点からの富士山

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