八ヶ岳・硫黄岳

  • 期間 2022-03-12~2022-03-13
  • メンバー L高橋(41期)、穴井(39期)
  • 記録 高橋

穴井さんから、購入したソロテントを使ってみたいと硫黄岳のご提案をいただいた。以前から雪山登山をお誘いしていたこともあり、それならば初日は美濃戸口から赤岳鉱泉まで歩き、夕暮れまで名物「アイスキャンディー」でアイスクライミングをやろうとオプションを逆提案。即決となった。
1月の基本ステップ以来のアイスクライミングに心が躍る! ソロテント泊装備に50mのシングルロープはかなり重いがまぁいいだろうと。ついでにお酒も担ぎ上げることにした。

■3/12(土)
朝7時にJR高崎線籠原駅に集合。高橋のマイカーで美濃戸口へ向かう。ガソリンの価格が高騰しているせいか、本日の出発は遅いが高速道路は空いている。美濃戸口に9時30分過ぎに到着。八ヶ岳山荘の駐車場はほぼ満車で、なんとか駐車できた。天気は快晴、見事な八ヶ岳ブルーで気温も高い。アウターを着ている登山者は私くらいだった。美濃戸口からの急な下りを警戒して私は最初から軽アイゼンを装着し歩き始める。
歩き始めて1時間くらい、ザック重量に苦しみ始めたころに美濃戸に到着。一息入れる。
その先の堰堤広場に到着したころにはザック重量によりクタクタになってしまった。しっかりと休憩をとり、赤岳鉱泉目指して再度ザックを背負う。そこから先は少しハイになったのか、思っていたよりも早く鉱泉に到着できた。見事な八ヶ岳ブルーと本日のお目当てであるアイスキャンディーが視界に入りテンションはMAX!!!
八ヶ岳ブルーとアイスキャンディー
と、そこへ団体が登場。今日は3面貸切です!とかガイド風の男が発言。えっ!?...まぁいいか、譲り合いの精神で楽しもう。
まず受付をしようと鉱泉の窓口でテント泊とアイスキャンディー使用を申し込むと、スタッフから「本日はアイスキャンディー満員で受付を終了しました」との一言。時刻は14時20分。
泣きながらテントを設営。設営後は男ふたり、ビールを片手に口半開きでアイスクライミングのギャラリーとなる。しかし、夕飯を食べながら思案。明日の硫黄岳から早めに下山できれば1時間半くらいだけでもアイスの時間を取れるのではないか。

■3/13(日)
テントをデポし出発。時間の都合がつけばアイスをやりたいという意思は穴井さんも一緒だった。天候は曇天だが無風。まずは赤岩の頭を目指して歩き始める。樹林帯の急登に喘ぎながら一歩一歩登る。トレースは非常にしっかりしており、ふたりとも雪を踏み抜くことは滅多になかった。赤岩の頭直下の森林限界付近から風に吹かれた。登っているうちに青空が顔を出すかと思っていたが相変わらずの曇天。
赤岩の頭から先はひとりの先行者がいた。山頂直下で先行者を躱(かわ)し硫黄岳に登頂。樹林帯では無風だったが山頂は強風が吹き荒れていた。残念ながら横岳から赤岳の稜線や阿弥陀岳は雲がかかっており見ることができない。居合わせた男女ペアに写真撮影を依頼、早々に下山を開始する。
硫黄岳山頂
樹林帯に入ると続々と登山者が登ってきた。
テント場に到着、直ぐに受付でアイスキャンディーを申し込むと、ロープ、カラビナ、スリングを持参し利用者全員で受付に再来するようにとのこと。指示された道具を用意しハーネスも装着して出向くと、ロープ径が9.5ミリ以下なのでアイスキャンディーの利用はできないとのこと... インターネットで利用上の注意事項を斜め読みしておいたが、肝心なところを見逃していた! 何のためにロープを持ってきたんだ!!!
自分の未熟さに肩を落としてトボトボと美濃戸口へ向かって下山した。

<行程>
3/12 美濃戸口10:20~美濃戸11:20~赤岳鉱泉14:10
3/13 赤岳鉱泉6:10~赤岩の頭7:35~硫黄岳8:00~赤岳鉱泉9:10~美濃戸11:40~美濃戸口12:20

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