阿弥陀南稜

  • 期間 2011-01-08~2011-01-09
  • メンバー 木村広、二見
  • 記録 木村広

山行日前日の7日。メテオテック・ラボの赤岳の天気予報を見ると、登頂予定日の9日は大荒れの見込み、概ね晴れで風速は20m前後とのこと。今回の目標は阿弥陀岳だが、赤岳の天候を参考にする。二見さんと連絡し合って、予定通り山行決行とする。

1日目。小淵沢駅集合。八ヶ岳の空を見ると快晴。明日もこの天気でいてほしいと願う。

01 舟山十字路
(舟山十字路) マイカーで舟山十字路へ。舟山十字路のゲート周辺は、我々が到着した時には既に駐車スペースが無いほど車で混みあっていた。わずかな隙間を見つけて駐車する。準備体操をして立場山へ向けて出発。3連休の初日だけあって、はっきりとしたトレースあり。 02 旭小屋
(旭小屋) 04 立場山 山頂
(立場山山頂) 何の苦も無く立場山山頂に到着。ビバーク場所を探して少しルートを先に行く。ビバーク場所を定めて、早速テントを張って食事を取る。翌日9日の赤岳の天気予報を見ると、9日は相変わらず大荒れで、午前中は概ね晴れ、風速26m、気温マイナス10度弱とのこと。また、9日午後から翌朝にかけて雪とのこと。9日の気温はあまり低くないし、予備日の10日の降雪直後の登攀はしたくないので、9日午前中が良いと判断。予定通りの行程で行くことを二見さんと話し合う。 2日目。3:00起床。風の音と寒さで寝不足。予定より30分遅く出発。 06 P2
(P2) しばらくして樹林帯を抜けると風雪となる。気温-12℃~-14℃。晴れのはずではなかったのか、天気予報は予想にすぎないことを今更ながらしみじみ感じる。日が昇れば天候が回復するかもしれないと思いながら進むが、辺りが明るくなってからも吹雪いている。 08 P3ガリー
(P3ガリー) 強風を体に受けて時々バランスを崩しそうになりながら、トレースを辿ってP3ガリールート取り付き点に到着。早速ロープを出して、1ピッチ目木村リードで登攀開始。取り付き点にはリングボルトが設置されていて、これでビレイヤーがセルフビレイをセット。ルートの途中でリングボルトが1本設置されているので、ここでピッチを切る。2ピッチ目二見さんリード。潅木を支点にセカンドをビレーする。2ピッチで終了。ここからはコンテニュアスで進む。時々トレースは消えて、ルートを探しながら進む。ラッセルが苦しい。 12 阿弥陀岳 山頂 記念撮影
(阿弥陀岳山頂) やっとの思いで山頂到着。風が強いので、間もなく下山を開始。標高を下げるにつれて天候は回復していく。途中、シリセードをして楽しく進み、御小屋山からの長い登山道を抜けて、舟山十字路到着。無事下山となった。 [行程] 1日目:小淵沢駅(11:00)=舟山十字路(12:05)~旭小屋(12:25)~立場山(15:45) 2日目:立場山(5:30)~P3ガリー取付(8:00)~阿弥陀岳(9:45/10:00)~御小屋山(12:00)~舟山十字路(13:15) [所感] 悪天候のために見晴らしが無かったのが残念でしたが、吹雪の中で山頂に立った時の達成感は大きなものがありました。今回、P3のガリールートでロープを使用しましたが、簡単なルートで、ロープが必要な難度では無いと感じました。状況にもよるでしょうが、ロープを使うことにより寒風の中で長い時間ルート上にいるよりは、ロープ無しで通過したほうが良いかもしれません。氷の張り付き具合や落石等による滑落の危険性を考慮すると判断は変わるかもしれませんが、ピッチ最高グレイドはII級+なので、ロープの必要性については、好みが分かれるかもしれません。ちなみに阿弥陀南稜の核心部は、ガリールートよりもその後のバンドトラバースにあると感じました。こっちのほうがロープが必要なのではないかと思います。

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