足尾 松木沢ジャンダルム 中央壁中央ルンゼ

  • 期間 2023-05-27
  • メンバー L木村広(27期)、松本(17期)
  • 記録 木村広
 今回、私たちは松木沢ジャンダルム(足尾ジャンダルム)に行ってきました。


01 無料駐車場
 銅親水公園の駐車場が満車の為、銅親水公園の手前にある無料駐車場に集合します。 02 植樹
 周辺は植樹が盛んなようです。 03 松木沢ジャンダルム遠写
 松木沢左岸の車道を歩いていくと、徐々にジャンダルムがその全容を現します。 04 渡渉地点の橋
 左岸から右岸に渡渉する地点に真新しい橋が架かっています。濡れずに対岸に渡ります。 05-1 ジャンダルム全景
05 アプローチ
 工事の影響の為か、岩場基部への踏み跡が見つかりません。先行パーティーに導かれて行くと途中から踏み跡が現れます。 06 中央ルンゼ始点
 中央ルンゼ取り付き点の様子です。 07 1ピッチ目
 1ピッチ目を登る松本さんの様子です。 08 4ピッチ目
 4ピッチ目の様子です。私も写真を撮ってもらいます。ここは中央ルンゼルートの左隣のルート(直上ルート)です。この後、5ピッチ目のスタートで右にトラバースして中央ルンゼルートに戻ります。 09 6ピッチ目
 最終ピッチ(6ピッチ目)の様子です。 10 記念撮影
 コブシ岩の頂上で記念撮影します。 11 右ルンゼ
 下山は右ルンゼを下降します。所々にフィックスロープがあります。 12 林道のサル
 帰りの林道を歩いているとサルの群れに出くわします。カメラ目線です。 【時間経過】 駐車場(7:50)~渡渉地点(8:40)~中央ルンゼ登攀開始(9:30)~コブシ岩頂上(12:20)~右ルンゼ下降~渡渉地点(13:30) 【感想】 ■木村  天気が良くて最高の岩登り日和となりました。次回は直上ルートを登りたいと思います。  下山に使った右ルンゼは、コブシ岩から中倉山に向かって右側に見えるルンゼです。踏み跡とピンクテープを頼りに歩いて岩場基部まで戻れます。  最後の6ピッチ目は忠実にルンゼを詰めて頂上まで行きましたが、日本登山大系のトポにはコブシ岩のフェースを登るラインが描かれています。ルートファインディングに謎が残りました。  持参したギアについて。今回はチョック類を豊富に持っていきました。キャメロット0.5~4計6本、トライカム0.25~3.5計8本、ボールナッツ1~5計5本です。このうち使用したのはわずかですが、使おうと思えば全部使えそうなほどクラックが発達しています。ピトンも持参しましたが使用しませんでした。アルパインドローは10本もあれば十分かと思われます。 ■松本  昔アイスクライミングで何度か誘われた松木沢。その誘いに一度も乗らず、アイスではありませんが今回初めて訪れました。  奇数ピッチを担当し、5ピッチ目はつい易しそうな右方向にトラバースしてしまいましたが、ここから終了点までガレガレのルンゼを登ることとなりました。果たして正しいルートだったかはわかりませんが、既存ボルト類が少ないので、肩掛けしたすごい重さの豊富なチョック類がわずかながらも安心感をもたらしてくれます。終了点にはハンガー2枚が打たれていて、結果的にルンゼルートをルンゼで登り詰めたので、変な満足感はありますね。  有名な足尾銅山鉱毒事件について触れますが、小学(中学か?)時代の教科書に載っていましたので、松木川下流、渡良瀬川流域の田畑に流れ込んだ鉱毒水が甚大な被害をもたらしたことは記憶にあるのですが、煙害についてはあまり記憶に残っていませんでした。  松木沢周辺の明るい谷は、鉱毒ガスを原因とする酸性雨により木々が枯れ、禿山と化した結果も一因とするなら、何とも皮肉なことだなと思いました。更に、露出した山肌の崩落は現在も進行中であると知りました。なるほど、それで植樹(足尾に緑を取り戻すための活動)が至る所で見られたことに納得した次第。  登攀終了点のコブシ岩の頂きにも植樹した旨が記載されたらしき看板がありました。

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