西上州・落沢岳~しれいた山

  • 期間 2017-12-16
  • メンバー L田中(35期)、小林(25期)
  • 記録 田中

打田鍈一『藪岩魂』よりセレクトした西上州週末2コースの初日は落沢岳経由しれいた山。
今回の山行は同年代でヘアスタイル(?)が似ていて体力勝負のゴリラなうえに方向音痴という謎のペア。地図読みに不安は残るが道に迷っても登り返しなどの体力でカバーする方針だ。天気予報は曇りで降水確率50%だったが結果的に晴れから薄曇りと天気に恵まれたのはありがたい。

1.落沢岳
県道45号別名西上州やまびこ街道を下仁田駅方向から西進する。青倉大橋バス停の手前を右折し、さらに林道を右折、大北野集落へ。途中右に小北野集落があり要注意。我々は迷い込んだ。大北野集落は丘の上にあり、丘を見上げるふもとに左に入る林道がある。登山口の二俣にいたる道で、2~3台の駐車スペースもある。二俣には墓地があり、右俣に入る。

沢状を詰めていくと右手に取付いて下さいと言わんばかりの尾根があるので、早速急登を強引に詰めた。支尾根を登りきると530mコルの東に出たが、我々は廻りの風景から573mピークと勘違いしていた。高度がおかしいと思いながら西牧南牧分水尾根を西進する。意外にも右手には尾根に沿って重機が通れそうな林道がついている。平成26年度事業と看板が出ていたので、『藪岩魂』の時には無かった道なのだろう。
落ち葉で滑る急登を登り、あるいは岩や樹を掴んで身体を持ち上げてしれいた山分岐に出て、一本。
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本によると、ここからP1~P4を踏んで落沢岳に至る。実際、ピーク間が近過ぎるなどの感想を述べながらもそれなりにきつい岩稜を上り下りして到着したピークに「ここが落沢岳」と思ったが、どうも高度が合わない。すぐ先の小ピークまで行っても山名板もなく、首をひねりつつ記念撮影。帰宅してからGPSを確認すると、地形図上で二人ともが落沢岳と思っていた地点より手前でありながら、実際に山頂を踏んでいたのだった。つまり、図上で誤認し、現在地も誤認していたというオチ。2時間足らずで登って体力あるのはいいが、地図読みが甘いね。
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2.しれいた山
落沢岳からしれいた山分岐への戻り、来る時に直登したP4は「南を容易に巻ける」ということなのでルートを探したが分らず、二人分かれて、下から大回りするのとピークの肩を回ろうとして結局危なっかしく斜面を下るのとで、少々時間をくった。あとは快調なペースでしれいた山分岐に下って一本。
下りの地図読みは難しいと言うが、分岐から南下する尾根はわかりやすい。30m補助ロープを繋いで懸垂1回。
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550mのコルで東寄りに進路を変え、走るようにしれいた山西峰、小ギャップの先の東峰、南側は絶壁だ。お尻の穴をぞくぞくさせながらナイフリッジを伝う。
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次の610m小ピーク手前に踏み跡を認めて西へ戻り、北へ向かう尾根に出る。『藪岩魂』では610mから踏跡皆無の尾根だが、我々が辿ったのはしれいた山からの尾根だった。こちらも踏跡は当てにせず最後まで下ると沢に下りられる地形に出るので、沢沿いにスタート地点の二俣に戻った。

お互いの健闘を称えるピエロなゴリラツインズであった。

<メンバー所感>
■田中
現在地確認がたりない山行でした。もっと頭を使おう。

■小林
GPS軌跡と地形図を突き合わせてみると、落沢岳に至るP1~P4は等高線がただ並んでいる斜面。それを地形図上の小ピークに当てたので山頂を誤認したらしい。しかし、実際の地形を虚心に見れば何処にいるかは判りそうなもので、また思い込みでやらかしました。まあ、細かいことを気にしないおおらかな二人、ということで。

<行程>
二俣登山口10:20~530m分水尾根10:50~しれいた山分岐11:30~落沢岳 12:10~しれいた山分岐13:00~しれいた山14:30-二俣登山口15:05

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