後立山

  • 期間 2012-08-02~2012-08-04
  • メンバー 舘(27期)
  • 記録

8/1(水)23:10新宿発高速バスに乗車
8/2(木)
4:30白馬八方着。7:00リフトを3つ乗り継いで7:30、標高1830mへ到着。
10:45唐松岳頂上山荘着。目の前に剱岳が見えた。荷物をデポして唐松岳ピストン。
11:50小屋を出発。
唐松山荘までのたくさんの人が嘘のように誰もいなくなった。牛首から大黒岳辺りはクサリ場や切れ落ちたヤセ尾根が続いた。<b>
14:10五竜山荘着。小屋の前は団体客などすごい人だった。受付を済ませ、小屋脇の段々になっていところにテントを張った。風もなく、テント内はサウナのようだった。周りは殆どがソロテンで、2~3人のパーティがいくつかあるかなあというくらい。ほぼ男性でした。夕方から若干ガスがかかったけれど風もなく、満月だったので明るく静かな夜だった。

8/3(金)
3:30起床、5:30出発。朝食のラーメンがなかなか食べきれなくて手こずった。朝方ガスがかかっていたせいで、テントはびしょ濡れだった。

6:30五竜岳山頂着。360°の展望が気持ちよかったけれど、後のことを考えて早々に出発。
五竜の下りからは、クサリ場やザレ場の下り、梯子などが続き、荷物が重くてバランスが取れなくてヒヤリとしたことも何度かあった。同じくらいのペースで歩いていた他のパーティの人と励ましあいながら9:50キレット小屋に着。一息ついて出発。八峰のキレットはクサリがしっかり付いていたので、あっけなく通過。
11:50鹿島槍ヶ岳北峰着、南峰12:30着。13:45冷池山荘テン場着。テン場から小屋ま
でが遠かった。冷池山荘の周りは、今はやりのカラフルな若者が多かった。前日よりさらに天気が良く、テントの中にいると熱中症になりそうだった。前日隣のテントだった人が、この日ずっと同じくらいに歩いていて、偶然、また隣にテントを張ったので、話したり一緒にご飯を食べたりして日が沈むまで楽しい時間を過ごした。剱岳に日が沈むと、東の空から赤い月が昇り始め、風もなく明るくて穏やかな夜だった。

8/4(土)
4:00前に起床。食欲がなく紅茶を飲んで撤収。テントが乾いていて嬉しかった。日が昇るのを見て5:20出発。
7:05爺ヶ岳中峰山頂着。隣のテントの人とまた会ったので、扇沢まで一緒に下ることに。
途中、ライチョウの親子を見ることができた。南峰では360°の展望があんまり気持ちよくて、下るのが名残惜しくて、1時間近くおしゃべりしてしまった。種池山荘の周りはたくさんの人でごった返していた。9:00に出発したが、扇沢までは、次から次とたくさんの人が登ってきて、途中雪渓が残っているところもあり、行き違うのに時間がかかり、最後の方はバスの時間にぎりぎりになって小走りになった。
11:20登山口着。バスに間に合うかどうか、という時にタクシーの運転手さんに声を掛けられ、バスの料金+100円ほどで信濃大町駅まで乗せてもらうことにした。駅近くの「七倉荘」でお風呂に入り(温泉ではないです)、18切符で、途中の上諏訪駅で足湯に浸かったりしながらのんびり帰ってきた。

久しぶりの単独縦走でドキドキでした。八峰のキレットの通過があるので、とにかく荷物を軽くすることを心がけ、夕食は牛飯とか山菜おこわなど味のついたアルファ米スープとミニトマトのみ。水も初日の分だけ持ち、後は小屋で買おうと決め最低限しか持たなかったけれど、それでも荷物に振られて岩場の昇り降りには苦労しました。ザレてるトラバースとか苦手な悪場が続くと1人で来たことをちょっと後悔したのですが、複数できても結局歩くのは自分なので同じだよなあと思い直し、次々と出てくる難所をクリアしていくのがだんだん楽しくなってきました。初日の夕方少しガスが出たくらいで、後は3日間ずーっと天気が良くて、剱がすぐ右手に見えて、360°の展望を楽しみながら歩けたことは本当に幸せでした。

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