三ツ峠/マルチピッチクライミング

今回、チームmeat(チキン抜き)(注)は北アルプス大荒れの猪熊情報を受け、日本海にほど近い白馬から太平洋側の三ツ峠に大転進した。白馬に行った知り合いからは暴風雪の情報が入り、2日間好天だった三ツ峠への転進は大成功。岩場はさほど渋滞もなく、よいトレーニングになった。

■5/4
5:40東武伊勢崎線小菅駅前集合。保岡さんの運転で途中休憩などしながら8:00に「西湖キャンプ場」に到着。GW後半2日目なのでキャンプ場は大混雑。なぜか犬が2匹だけいる巨大なコールマンテントの裏にお犬様より小規模なテントを張らせてもらった。人間はひとり1,000円、車代は無しのキャンプ場なので三ツ峠のときはお勧めです。
9:30に三ツ峠登山口に着いた。1時間弱で三ツ峠山荘、11:00には岩場に取り付いていた。三つ峠全景
三ツ峠全景

2日間で「亀ルート」、「中央カンテ」、「一般ルート」をやる計画とした。しかし、昨日が雨だったので岩場からは水が滴っていてよろしくない。「亀ルート」はびしょびしょだったので第一バンドをトラバースして「中央カンテ」に取り付いた。亀ルート取付2
亀ルート取付 / 中央カンテ2ピッチ目

第一バンドから1ピッチ目は階段状からクラックに入る見た目より難しいルートだった。手足を突っ張りながら体をずり上げる。2ピッチ目は凹角に入らずカンテを使ってフェースを直上すると登りやすい。一度空中に体を出し、ハングを一登りすると第三バンドに出る。中央カンテ終了点
中央カンテ終了点

第三バンドの下降点から50mロープを2本つないで第一バンドまでぎりぎり下りられる。中央カンテ下降1ピッチ目
中央カンテ下降1ピッチ目

登山道までもう一度懸垂下降して、「亀ルート」下まで戻り、登山道から第一バンドの間にトップロープを張り、数本練習をして本日は終了。

西湖畔に「いずみの湯」という浴場があり、800円也。露天風呂やサウナがあり充実している。
テントの横にたまたまベンチとテーブルがあり、湖畔の風に吹かれながらお食事をした。肌寒くなってからテントに潜り込んで2回戦。心にうつりゆくよしなしごとを語り合った。

■5/5
9:00には岩場に取り付いていた。「一般ルート」で第一バンド、「ジャムトースト」で第二バンド、「No.16クラック」で第三バンド、「No.18クラック」で天狗の踊り場。
「一般ルート」は20mの垂壁でホールドとスタンスを慎重に拾った。直上のペツルボルトがゆるゆるだったため、2mくらい先の懸垂用の巨大アンカーからメインロープを伸ばして確保点を作った。
Ⅴ以上は手に余るので第一バンドを右にトラバースしてⅢの「サンドイッチ」を狙った。取付からやたら難しく、途中のクラックもハングしていて必死のステミング。どうも様子がおかしいので確認したところ、このルートはⅤの「ジャムトースト」だったようだ。
その後のルートは支障なく通過して天狗の踊場へ。富士山を囲む周りの風景が絶景だ。懸垂3ピッチで登山道に下りた。

<メンバー所感>
■保岡
全ては高度感に圧倒された!の一言につきます。それにリード時は落ちられないプレッシャーが重なり、冷静な判断ができませんでした。また、下降時のロープの取り扱い、ロープ回収時の注意点、登る以上に下降の注意点が多かった為、次回の課題にしていけたらと思いました。

■宇田川
前回三ツ峠に来たときは雨のためほとんど登れず、今回ほぼ初見であったルートは難しくもあり面白くもあり楽しませて頂いた。全体的に時間が掛かってしまっているので、次の行動を予測しロープの運びを考えるなどスピードアップを図って行きたいと思う。

■田中
ルートファインディングと支点作成に時間がかかった。登り口を見られるようにメインロープで支点を作るところが多かったので手順の練習にはなった。スピードアップが課題。登攀に関してはいまだし。
スタンスの選び方がへたで楽に登れるところを苦労しているように感じる。オブザベをもっと慎重にするべき。
保岡さん、宇田川さん、GWの後楽キャンプみたいで楽しかったです。保岡さん、運転ありがとう。

<注>
チームmeat:本科32~35期でよく山行を共にする4名から成る。チキンに始まり、各人がビーフなどお肉をソウルネーム(?)とする。

白神岳

残雪の一般登山道で白神山地世界遺産登録地域の縁を歩く。4日夜の降雪と5日朝のガスのおかげで思わぬルートファインディングや藪漕ぎが要求され、予想以上に楽しめた。

■5/3(木・祝)
JR五能線白神岳登山口駅に17:42着。無人駅の待合所で身支度し、40分ほど歩いた登山口の駐車場で泊。流しまで備えた立派な休憩所があるが、宿泊は禁止。入口前にも水道があるが、おそらく沢水で飲用には不適。IMG_2426

■5/4(金・祝)
6時に出発。今にも降りだしそうなのでスパッツだけ着ける。
二股分岐を過ぎて緩く登っていくと、標高500mの手前辺りに塩ビパイプの水場あり。やがてバラバラと降ってきて、雨具を着ける。その先、昭文社の山と高原地図に「最後の水場」とあるのは調査者による注意ではなく、現場にそのまま「最後の水場」の札が付いていた。水は先ほどのパイプの方が汲みやすい。蟶(まて)山に向かって高度を上げると、800m近くなってようやく残雪が出てきた。
ひとしきり登って道が大きく曲がる所に白神山地自然観察歩道の指導標。蟶山山頂への分岐はその手前だが、表示もなく少々分かりにくい。山頂(841.5m)には三角点がある。「蟶」はムシ偏なので何かの昆虫かと思ったら、マテガイの意味だそうである。竹簡のように細長い二枚貝が山の名前になるとは奇妙なことだ。樹木とガスで眺望は無いが、霧の中のブナ林も風情があって良し。
雨は止んだので雨具の上を脱ぎ、時折雪を踏んで登っていく。一部で雪に隠れた道を探すことがあったものの、尾根を辿るだけなので迷うことはない。風が出てきたので再び雨具を着け、急登をこなすと十二湖分岐。白神岳山頂へ向かって右(南)に折れ、夏道や、雪で道の隠れた箇所は笹の生え際を行くと立派な三角屋根のトイレがあり、その先に避難小屋が建っている。まだ11時だが、この先にテント適地もないので本日の行動はここまで。
無人の小屋に荷物を入れ、空身で山頂(1232.4m)へ。笹藪の中に開けた地面に三角点標と低いベンチ。ガスで眺望無し。小屋内に「山頂手前の鳥獣保護区標識より5分下れば水場あり」と掲示されていたが、雪に埋もれているのか標識は見当たらなかった。
頂上にいても寒いだけなので小屋に戻る。左右にがっちりした突っかえ棒をかませてあるのはそれだけ雪が重いのだろう。裏側にまわると高い窓の下にハシゴが付いており、積雪時はそちらから入れる。小さな小屋だが内部は3層になっていて、詰め込めば15人程度は寝られそうだ。3層に上がってみると、梁に「避難小屋設置準備会」として会長以下の名前を連ねた板が打ち付けてあり、顧問の一人として「長谷川恒男(東京都登山家)」と記されていた。小屋が建ったのは1986年、氏が亡くなったのは1991年だ。
お茶を飲むためにガスを炊いても、テントと違って暖まらない。寝袋に入って話などしていると、男性がドアを開けて覗きこみ、昼間から籠っている我々に驚いた様子。それまでドアの上の明り取りだけで薄暗いまま気づかなかったが、いつの間にかガスが取れたようだ。
こちらも外に出てあらためて山頂へ。青空の下、東側に山々が連なる。上州の山また山とも氷河地形のアルプスとも違う山容、ピークから四方に伸びる尾根はヒトデが腕を広げるようだ。青い山体に雪の筋を載せた岩木山・津軽富士も美しい。山頂反対側の笹の間にある踏み分けは現在通行禁止の二股コースで、こちらからは日本海に向かって下りていく山の襞が眺められた。小屋の周りを歩き、東側の尾根を目で追うと、向白神岳を経てずっと歩いて行けそうだ。しかし世界遺産登録地域で、おいそれとは立ち入れない。IMG_2481aIMG_2491p

夕方にはまた雲が増えて風が強まり、荒れてきた。早めに就寝したが、外は強風の様子。深夜にはさらに雷鳴、バラバラと叩きつけるのは雨か霰(あられ)か。どちらからともなく目を覚まして「ヤベェ」「大荒れ」と言い交すも、そのまま呑気に寝ていた。テントなら泣きが入ったことだろう。

■5/5(土・祝)
5時過ぎ、ガスで視界のない中を出発。小屋前のベンチに昨夜の霰が3cmほど積もっている。視界不良と言っても一般登山道で数メートル先は見えるので問題はない(と、その時は思った)。
十二湖分岐を過ぎて少し進んだ1200m辺り、踏み跡はないが道に従って斜面を下ったところで雪に完全に埋もれて進路を失った。ガスで周囲の地形は見えず、いくらか道らしく思える箇所に踏み込んで藪に阻まれ、コンパスを合わせて進んだ急斜面が道のはずがないと引き返し・・・ 周囲を探ってようやく足元にプラスチックの赤い杭を発見した。必ずしも道を示すものではないが、方角は正しく、枝が払ってあったりもするので間違いない。それにしても、赤テープが二つ三つ付いていそうな箇所に何もないのは、東北の山に登山者が少ないということか、あるいは世界遺産地域として無闇な人工物を抑制しているのか。
尾根伝いに下りて1122地点を過ぎ、950mの鞍部で風を避けて休憩。ガスは取れて薄日も射すようになってきたが、雲はまだ厚い。
多少のアップダウンで950mピークを通過し、大峰岳への登り。樹林と笹の間に雪の白が続く尾根の右側は雪庇というほどではないが迂闊に近寄るのも危ない。道が見えている箇所もあるが、昨日の霰が載っていて滑りやすい。ならばずっと雪を踏んで行こうと藪際を登っていくと、上部で雪が狭くなって道に戻ろうとしたところで思わぬ藪漕ぎになった。太い笹なのできれいに掻き分けないと強力に抵抗し、踏みつければツルツル滑る。IMG_2517a

8:40に大峰岳(1020m)。ここまで来れば後はもう問題ないだろうと思ったら、崩山(昭文社地図では「くえやま」、『日本山名総覧』では「くずれやま」)手前の900m鞍部でまたルーファン。手前のピークから進行方向が北寄りに変わるのだが、広いところに目印もなく進路変更が不十分だった。道に見えるところを辿って谷に引き込まれかけ修正し、鞍部から次のピークに登れる箇所を探してまたもや藪漕ぎするも前進不能・・・ 文字通り右往左往の末に上まで雪が続く一筋の道を見出し、ピークに抜け出てみると藪の出口に赤テープがあった。
そのピークから直進する尾根を外して左(西)へ向かい、少しだけ登ったベンチで休憩。そこから見える指導標が崩山(940.2m)で、今日初めて人に会った。今回の山行ではアイゼンは出さなかったが、ピッケルは必須。この時期に十二湖ルートで白神岳に登る人が少ないことは身に染みて分かったが、無雪期でもガスに巻かれれば迷いそうな箇所にこの目印の少なさ、通好みの山と言うべきか。
あとは結構な急傾斜を下り、大崩までくると眼下が開けた。森に包まれた十二湖がはっとするほど美しい。森も一色(ひといろ)ではなく、濃い緑にグラデーションのような黄緑、間にはオレンジに近い色が混じり、また、ピンクは桜だろうか。その向こうは日本海だ。白神岳山頂とともに、今回は本当にいいところで眺望に恵まれた。IMG_2540

13時に青池(十二湖の一)傍らの崩山登山口に下山。観光客の間でピッケルを下げた場違いの姿でバス停へ直行し、装備を解いて次のバスに乗った。

<行程>
5/3 白神岳登山口駐車場(泊)
5/4 駐車場6:10~蟶山8:50~十二湖分岐10:40~白神岳避難小屋11:00(泊)
5/5 避難小屋5:10~大峰岳8:40~崩山11:30~崩山登山口13:00~奥十二湖駐車場BS13:10

権現沢左俣/南八ヶ岳・地獄谷

 今回、私たちは権現沢左俣にアルパインアイスクライミングに行って来ました。時間の都合でビバークすることになりましたが、無事下山することが出来ました。


■4/7
 JR長坂駅に集合し、マイカーで美し森観光案内所に向かいます。

01 美し森観光案内駐車場
駐車場は閑散としています。ここから林道を通って出合小屋へ向かいます。林道から権現岳を見ると、前日までの陽気の為か、山肌には雪はほとんど無く、落ちるものは落ちて谷は安定しているように見えます。 03 出合小屋
出合小屋の様子です。僅かに雪が降り始めます。ここに荷物を置いて、権現沢左俣の第一ゴルジュまで偵察に行きます。 04 権現沢左俣第1ゴルジュ
第一ゴルジュの様子です。 ■4/8  早朝、出合小屋を出発します。新雪が2~3cmほど積もっています。雪が降ったり止んだりします。 07 権現沢左俣第1ゴルジュ
第一ゴルジュの様子です。腕時計の高度計は1990mを指し示しています。 09 8m滝
8m滝の様子です。左岸を高巻きます。 10 展望台の滝
展望台の滝の様子です。腕時計の高度計は2105mを指し示しています。 12 三俣
三俣の様子です。ここで気温はマイナス9℃ほどです。 13 左方ルンゼ
三俣の左方ルンゼの様子です。左方ルンゼ大滝は氷がほとんどありません。この左方ルンゼを左に分けて、本谷に進みます。 14 権現沢左俣大滝
権現沢左俣大滝の様子です。腕時計の高度計は2290mを指し示しています。左の滑らかに見える部分を直登します。氷は空洞が多く、強度が無くて脆く、とても困難な状態です。氷の下からは水が流れる音が聞こえます。50mロープをほぼ一杯まで伸ばして立木でビレイポイントを設定します。ここからさらに雪壁を登り、50mロープをほぼ一杯まで伸ばして潅木でビレイポイントを設定します。ここで沢は二俣になり、右俣左岸の適当なルンゼ状から尾根に登ります。尾根を詰めて緩傾斜帯までいくと眼前にバットレスが現れます。 16 権現バットレス
バットレスの様子です。バットレスは左のリッジを直登することになります。緩傾斜帯から北方を見ると尾根を一つ挟んで権現岳東稜が見えます。ここから東稜に向かってトラバースしていきます。 17 バットレス手前のナイフエッジ
バットレス手前のナイフエッジの様子です。雪がありません。ここは右の側面を進みます。ナイフエッジ手前の潅木を始点に2ピッチでバットレス基部に着きます。ここでカメラの電池が切れます。 バットレスの登攀は次の通りです。※ピッチの切り方は一般的ではないと思われます。 1ピッチ目 幹周り70cmほどの立派な針葉樹を始点に、ほぼ水平方向に狭いバンドを数メートルほど左へトラバースしていきます。岩壁の雪を払い除きながら進みますが、残置支点は見当たりません。ホールドも乏しくバンドは雪で隠れているため、とても緊張します。リッジに出ると残置支点があります。ここからリッジを直上していきます。雪を払い除きながらホールドを探して登ります。50mロープをほぼ一杯まで伸ばして潅木でビレイポイントを設定します。このピッチがバットレスの核心部です。 2ピッチ目 5mほど上の広いテラスの立木まで登ります。簡単な岩場です。 3ピッチ目 50mロープをほぼ一杯まで伸ばして潅木でビレイポイントを設定します。このピッチは傾斜の緩い簡単な草付きです。 ここから一般登山道まで尾根を詰めていきます。一般登山道に出ると強い風雪となります。時間の都合で権現小屋周辺でビバークします。 ■4/9  ビバークポイントから権現岳山頂を経由して三つ頭を目指して南下していきます。三つ頭から北へ少し引き返し、川俣尾根を下降して出合小屋のすぐ近くに降り立ちます。出合小屋でデポした荷物を回収し、美し森観光案内所へ向かいます。 【時間の経過】 4/7 長坂駅(11:10)=美し森観光案内所(11:45/12:10)~出合小屋(15:15) 4/8 出合小屋(4:55)~第一ゴルジュ(5:50)~大滝(7:30)~権現岳東稜~ナイフエッジ(13:40)~バットレス~一般登山道(20:30)~権現小屋周辺(20:40)(ビバーク) 4/9 ビバークポイント(9:00)~権現岳~三つ頭(11:00)~川俣尾根~出合小屋(14:20/15:10)~美し森観光案内所(18:40) 【感想】 ■木村  今回は時間の経過が予測と大きく異なってしまい、バットレスの3ピッチ目を登る頃には、ヘッドランプが必要になってしまいました。大滝登攀後にパートナーから撤退要請を受けましたが、まだ時間が早く、残りの行程を考えても問題ないものと思い、ナイフエッジ手前に着いた時には、時間的に十分な余裕があると思ったのですが、結果的にはビバークをすることになってしまいました。バットレスに取り付く時に、撤退を考えましたが、一般登山道に出たほうが安全と判断しました。結論として、大滝を登った後に撤退していたほうが良かったと思います。パートナーには迷惑を掛けました。また、川俣尾根下降時にパートナーが踏み抜きにより左足を痛めてしまい、パートナーには苦労を掛けてしまいました。最近は反省することが多くて、今後山に行くべきかどうか迷うほどです。  今回のルートを登った感想ですが、アイスシーズン終了ぎりぎりで遡行したため、氷の登攀は残念ながら大滝のみとなりましたが、大滝登攀後の詰めの部分がアルパインアイスルートらしい充実した内容だと思います。技術的に困難な場所はあまりありませんでしたが、色々な要素があり、登山者を飽きさせない内容だと思います。幸運にも出合小屋から山頂まで日差しがほとんど無く、気温は常にマイナス9℃ほどで、雪や岩が安定していて、精神的な負担が少なくて済みました。  装備について。大滝登攀では持参したアイススクリュー5本を全て使いました。バットレスでは持参したアルパインクイックドロー6本を全て使いました。持参したロープはハーフロープ50m×2本です。スペクター1本と軟鉄ハーケン2本も持参しましたが、使いませんでした。

アイスクライミングトレーニング/南八ヶ岳 美濃戸口河原奥

 今回、私たちは美濃戸口河原奥でアイスクライミングトレーニングをしてきました。当初は2日間の日程で、2日目に南沢大滝に行く予定でしたが、1日目に疲労困憊するほど登って筋肉痛に苦しんだ為、日帰りに予定を変更しました。


 JR小淵沢駅に集合し、マイカーで八ヶ岳山荘駐車場に向かいます。美濃戸口の河原奥に移動しアイスクライミングの練習を行います。風がほとんど無く、気温はマイナス1℃前後で快適です。


01 右の氷瀑
右の氷瀑でウォーミングアップします。 02 左の氷柱
03 左の氷柱
06 左の氷柱
左の氷柱で遊びます。 氷は硬くて脆く、アックスやアイゼンが刺さりません。刺さった刃は氷から簡単に外れてしまいます。 【感想】 ■木村  今回は氷柱を登るのが楽しくて、アックスが強く握れなくなるまで何度も登りました。氷の状態が良くなかったのも良い経験になったと思います。最上部まで登れたのは最初の数本で、後は何度も落ちながら、持久力のトレーニングの様なことを行いました。トップロープでのICは思い切ったムーブが出来てとても面白いです。また機会があったら行きたいと思います。 ■二見  前日の前線が東に移動して無風快晴の絶好のトレーニング日和。八ヶ岳山荘周辺に雪は無い。11時半過ぎほぼ駐車場は満車、大勢の登山者で賑わう。10分ほどの南沢までの下り坂道で凍った路面にアイゼンを装着、橋を渡り車道からそれて左岸に渡渉する。凍った滝が残っているか心配だったが、一組先客あり。1月に来た時より氷が硬いような感じだ。リーダーが設置してくれたトップロープ、高さ15m右側出だし50度程度で、中間で70-80度。三角バランス、両足平行、腕を伸ばした状態でのキック等を意識しての反復練習。リズムを覚える・・・。アックス、アイゼンを研いだかいもあり(打ち込み角度90)氷から抜ける確率が大幅に改善された。途中から二人組のパーティーが入ってくる。  左側の氷柱のトップロープは絶壁左側からトラバース気味に氷柱真上の立ち木にリーダーがセット。数年前は殆ど登れなかったが一番優しい右側ルートを上まで行くことが出来た。トップロープがセンター左の為、右側からトラバースする時振られ、腰ロープの重心が低く横向き状態になる。(チェストハーネスにロープをかけていると避けられる。)何度も繰り返すうち、腕が段々パンプしてきて、左右のアックス切替中片方のアックスを離してしまい、リーシュにぶら下がるような状態になる。1本アックスで少し登り返し、リーシュを揺さぶることで何とか抜くことが出来た。夕方隣のパーティーも帰り、寒からずの中、貸切状態で頑張る。入場料を払っても良い位の絶好のコンデション。時々こんな日があると厳しい吹雪の時も忘れ、又来たくなる。

北栃木・葛老山

当初は前夜発で会津磐梯山を予定していたものの天候が悪く、3日前に北栃木の葛老山(かつろうさん)に変更。当日の朝、東京方面からは東武鉄道(野岩鉄道・会津鉄道乗り入れ)の特急で向かう。東京は晴れていたが、乗車前に降車予定の川治湯元駅より5駅先の会津高原尾瀬口駅から終点までの区間については大雪のため運休との案内があった。どこから天気が変わるだろうと車窓から見ていると、下今市駅では薄曇り程度でまだ新しく降った雪も見られず、山間に入って鬼怒川温泉駅あたりでやっとうっすら地面に残り始めた程度で、川治湯元駅でも積雪は数センチ程度だった。気温はそれほど低いとも感じられない。雪は僅かにちらつく程度でほとんど降っていなかった。下り列車は川治湯元まで問題なく運行したが、メンバー1名が利用する予定の上りが会津方面の大雪で遅れ、全員集合まで駅前でのんびりと身支度をする。

9:40、駅を出発。駅のすぐ上を通る国道121号へ、ロータリーの駐車場脇から斜面を登ってショートカットする。取付きまで国道を歩く途中、左側の山の斜面が広く切り開かれ、見上げると上方に鉄塔が見えるのを確認。9:55、水準点(568.8m)付近のチェーン着脱スペースの設けられたカーブの内側にある法面の階段下で高度計を合わせ、階段を上ってツボ足のまま尾根に取付く。

登り始めは階段から続く道を辿る。少し歩くと騎馬の石仏がある。10:10頃、最初の大きな岩場が出てくる。岩に赤ペンキで何か書いてあるが読み取りにくい。ここは左側から巻いていく。尾根の様子を見ながら進むが、だんだん尾根から遠ざかっていくので、頃合いを見て尾根に上がるべく斜面を登る。岩と土の斜面に枯葉が積もり、さらにその上に雪が乗っている状態で登りにくい。途中でアイゼンをつけてやっと尾根上に戻った。IMG_2130w

標高750mあたりから一旦痩せ尾根になる。登山道が整備された場所ではないものの、草が枯れているので本格的な藪漕ぎにはならない。しかし、腰丈まである笹が葉を落としても棒状に生えたままとなっていて、まとまっているとそれを押しやって通ろうとするこちらの体を跳ね返すが、へし折るにはきりがない。また、樹木の隙間を通る際に体やザックなどに引っかかる。(この状況が地形図の980.1m小ピークまでずっと続いた) 笹に辟易しつつ、11:05に国道から見上げた鉄塔に着き、先ほどと逆に国道や駅を見下ろす。標高が上がるにつれて積雪が少しづつ増していく。

途中から鹿のトレースが尾根上に合流する。尾根が急になる手前で足跡は逸れていき、鹿はこの先には行かないのかと我々が真面目に尾根をよじ登ると再び鹿トレースが現れるということを何度か繰り返した。岩の混じった尾根を直登したり巻いたりで20分ほど登り、11:20過ぎ、標高820mで平坦な場所に出た。久しぶりの雪山でアイゼンの爪を岩に掛けて登る感覚をすっかり忘れてしまい、だいぶ時間を使ってしまった。雪はさらさらのパウダースノーというわけではなく、心持ち湿気っているように感じる。休憩を取りつつ、この先は傾斜が落ち着くので足元をアイゼンからワカンに変える。

ここからはなだらかで気持ちよく歩けた。尾根は痩せていて、たまに岩もあって足元が慎重にはなるけれど、葉の落ちた木々の隙間から周りの景色を見ることができた。地形図の848m地点のすぐ先にある850m小ピークに設置された反射板の脇を通る。さらにその先、標高900mに上がる少し手前に大岩があり、ここは左側から巻いた。取付きからたびたび出てくる岩はおおかたここまでとなった。IMG_2142


尾根は相変わらずずっと痩せたままであり、鹿のトレースはしっかり小ピークを巻きながらもずっと尾根上を辿っていたので、引き続きラッセル泥棒をすることとなる。12:30、地形図の891mの小ピークに立ち、地図を見てこの真下にトンネルが交差しているんだねぇと足踏みする。朝までに降り積もった雪はだいぶ多くなっていて、ワカンを履いていても脚のすねまである。先頭を交代しながら順調に進み、13:10過ぎに980.1mピークに立ち、二度目の休憩。風が北から少し強く吹いてくるようになった。歩きを再開して少し下ると尾根が広くなる。風に撫でられて雪の表面が締まり、踏みしめる感触が良い。ズボズボと上から穴ぼこを開けるように歩く。
IMG_2144w立派な鹿トレース/尾根を行く

14:00少し前に地形図の972m地点に着く。進路の右前方、ほぼ真北の方向を見ると、今いる場所から少し距離を置いて送電線と、その下の木の切り開かれた白い雪面のラインが、真っ直ぐ向こうの尾根まで通っているのが見える。松本さんが尾根と送電線の交差する場所を示して、2時間後にあそこを通るんだと言う。事前の地図の読み込みではルート上ばかり見ていて、972m地点の真北に送電線が伸びていることに気付かなかった。2時間後をちょっと楽しみにしながらまた歩く。順調に進むが、北寄りの風が冷たく少し雪も混じってくる。日も傾き始めていることに気付き、少し焦る。
IMG_2146下山路を見る

14:20過ぎ、しばらく続いてきた広い尾根から、地図には載らない程度の小さな鞍部に降りて、そこから再び傾斜が増す。距離は短いが意外と斜度があり、また雪も深くて、登ろうとしても足元が崩れて段差を大きくするばかりでなかなか上がれず苦労する。なんとか這い上がって、斜度が緩くなってきてからもう少し進むと、一気に広く開けた。14:45、北東方向にある湯西川温泉駅からの登山道と合流するあたりに着く。思いのほか人が来た跡は全くなく登山道がどこにあるのかさっぱりわからないが、木に取り付けられた小さな標識を確認し、西寄りに進路を変えて山頂へ向かう。風はいつの間にか落ち着いていた。山頂までは広くて傾斜のそれほどない尾根歩きとなるが、まだ少し距離があり、地味に体力を奪い続ける。先頭交代しながら最後のひと踏ん張りをして、15:05に東屋の先に設置された山頂標識に到着。疲れているが皆明るい。IMG_2150w

予定より遅くなっているので、10分足らずの休憩で下山を始める。15:27、歩いてきたトレースから湯西川温泉駅に向けて北東に分かれる。踏み跡はないが、なんとなく雪面がへこんで続いているところがおそらく登山道だろうと見当をつけて、ここからは細かく地図とコンパスを見ながら進む。積もっている雪は見た目ではどこから変化するのか判らないが、北側斜面に入ったとたんに、すっと粒が小さい乾燥した雪に変わった。標高1050mあたりは乗りたい尾根の左の谷筋から、登山道と思しきへこみを辿って少し迂回し、あとは尾根の上をあまり外さないように意識しながら、へこみ部分を辿ったり、つづら折りで折り返してくる次のへこみまで真っ直ぐショートカットしたりして、尾根をぐいぐい下降する。途中、恵比寿様や大黒様の木彫りが置かれていた。標高980m辺りで進路を北寄りに変える。へこみは、歩けばすぐ下が硬くなっているので歩きやすいが、たまに突然太腿まではまるので結局歩きにくい。尾根を辿りたいのもあって、標高920mまでほとんど斜面をショートカットで降り、その後は完全にへこみを無視して忠実に尾根を歩く。

16:10過ぎ、再び鉄塔が出てきた。進行方向の右手となる南側を見ると送電線が真っ直ぐ延びた先に尾根があり、2時間前にあのあたりから今いる場所を見ていたのだと確認する。そこから少し下り、標高790mの尾根分岐がはっきりしてくる辺りで、どの尾根を行くか少し迷う。樹林が杉の植林となっているため少し暗くて見通しにくいが、道の駅の建物の西側を目指したいので、このまま真っ直ぐ続く尾根ではなく、その左の尾根だと確認して進路を改める。下りていくと標高770mあたりからはっきりした登山道が出てきた。登山道を辿りながら湯西川温泉駅16:30発の電車が鉄橋を渡る音を聞く。16:40、目指した道の駅の駐車場に下山。湯気の立っている足湯を横目に急いで装備を解いて閉店前の道の駅で買い物し、次の列車で帰途に就いた。

<行程>
川治湯元駅9:40~R121水準点568.8(尾根取付き)9:55~尾根上848m地点11:40~980.1m三角点13:20~葛老山15:10~湯西川温泉駅16:40

八ヶ岳・小同心クラックから横岳

今回、我々チームmeatは小同心クラックから横岳を登頂した。曇天で強風。寒くて仕方なかった。手先も足先も痺れてアイゼンで岩に乗る、手袋で岩を掴む感覚が心もとない。ルートも岩角を左に行くか右に行くかで難易度が全く変わるなどルートファインディングが難しく、ガイド本に比べると現場ははるかに厳しかった。手も足も心もとなかったが3名が3時間で岩場を抜けられたので上出来。横岳直登で行き詰まったがチームワークで乗り切れたことも上出来。岩稜から顔を出すとすぐそこが山頂であった。三人で固い握手を交わした。

■2/24(土)
アイスキャンディーを見るとホッとする。赤岳鉱泉は帰ってきた感があり故郷のようだ。水もトイレも心配ないさ~(ハナクマタタ)と歌が出るくらいの安心感。宇田川さんは「(水つくりの)仕事がないですね(笑)」と言っていた。まさにその通りで、テントを張ってすぐに偵察に出かけた。
今回は小同心クラック。まずはアプローチの確認だ。大同心稜に乗るところまで確認したい。赤岳鉱泉が2200mくらいなので200m登って2400mくらいまでか。
硫黄岳方面に続くトレースを200mほど行くと「大同心沢」の標識がある。トレースを遡行すると300mくらいで左右に分かれていた。左が尾根への登り、右が沢ルート。ガイド本やHPの情報では沢を遡って右の尾根に取り付くとなっていたので、迷わず沢ルートへ。しかし、少し歩くと徐々に地図より南にずれて小同心方面に向かう様子。これは間違いで小同心沢ではないか。分岐までリターンして尾根方向を偵察した。いきなり急登でハードになる。こちらが当りだった。
小同心遠景小同心遠景

テントに戻って明日の手順を確認後、心おきなく宴会の夜が更けていく。

■2/25(日)
天候は曇り。まずは大同心基部までのアプローチ。昨日の偵察行でルートは大丈夫だ。大同心稜は2300mから2500mまでが急登、2500mで森林限界を超え、岩稜帯になる。南に赤岳と阿弥陀岳が見え、2650m付近が大同心基部だ。岩稜帯は両手を使わないと登れないくらいの角度。
大同心基部で装備を着けていると後続パーティが見えた。男性4名がショートロープでアンザイレンしている。ガイド山行くさい。先行されると待ち時間が長くなるので加速スイッチを入れたが、保岡さんは「お先にどうぞ」などと悠長なことを言っておる。優しすぎるだろー!と思ったが、ガイドさんと会話したところ先方は大同心沢を登って上に抜けるとのこと。急に笑顔になり、お互いの無事を祈った。
こちらは大同心基部から2650m付近をトラバースして小同心基部に取り付く。途中、西側が切れ落ちているバンドが長く、慎重に歩を進めた。
トラバース

小同心基部には2名パーティがいてビレイ中であった。こちらはロープをほぐして準備をする。
取付き取付き

今回は1ピッチ目終了点に3人立つ広さが無さそうなことと軽量化のため、保岡A、宇田川B、田中Cとして、シングルロープ1(A-B)、ハーフロープ1(A-C)で組んだ。1PをAがリード、Bがフォローし、2PをBがつるべ、2P到着後、Cが1Pへ、その後にA、Cが続いて2Pへ。三人が2P終了点に集まった後、A、B、Cの順で3Pへ。以下、フォローから見た記録である(リードの記録は各自の所感にて)。
1Pは小同心基部右端の階段状からフェースに取付き、凹角を左上、チムニーに入る。雪付きは全くなく、ドライな状態。岩面にアイゼンのひっかき傷が付いていて足場は明確だ。ホールドはガバガバで不自由しなかった。ステミングやドロップニ―で少しずつ高度を上げてホールドを掴んでいく。チムニー内がハングしていき、徐々に体が外に出ていくので、手足は豊富だがアイゼンのグリップがいきなり外れる恐怖があり、緊張する。
1P終了点では保岡さんが凍えており、ロープを受け取って素早く上がってもらいたかったが、2P終了点の宇田川さんがロープアップに手間取っていた。後で聞いたところ、ルートが屈曲していてロープが上がってきずらかった模様。準備できたところで保岡さんがするすると登っていき、田中が続いた。
2Pは1Pよりハードで股が避けるくらいステミングして、また、途中左右の壁に体重を移しつつ、心が折れそうになりながら登った。フォローでこれだけ怖かったのだからリードした二人はさぞかし大変だったろう。
3Pは取り立てて問題なかった。
小同心の頭からリッジ、岩屋を抜けて横岳の直下に出る。一般道へのトラバースルートも偵察したが、トレースがなくラッセルになりそうだったので直登を選択。フリーで行けそうだったが途中で行き詰ってしまい、急遽ロープを出した。
あと30mくらいの感覚で岩稜を乘越すと、すぐそこが頂上だった。頂上に直接突き上げる経験がなかったので詰めがない分得した気になる。横岳山頂では赤岳方面から来た男女ペアと写真を取り合い、硫黄岳経由でテン場に帰還した。
山頂

<メンバー所感>
■田中
強風で寒かった印象。全体的に計画通りだったが、精神的には敗北感が漂っている。自分はまだまだです。

■保岡
1ピッチ目をリードして感じたのは思った以上に難しいということ。
専門誌やネットの記述では1ピッチ目は階段状の岩場と強調されているが、ピッチ後半は壁が急になり絶対に落ちられない!というプレッシャーと疲労で心が折れかけました。取付までにどれだけ体力を蓄えられるかポイントだと思いました。今度は夏場に挑んでみたいです。

■宇田川
2ピッチ目をリードした。1ピッチ目終了点より左側カンテ状箇所に取り付き右上しながらチムニーへと入ったところ、ロープの流れが悪くなり難儀した。確認はできなかったが、最初からチムニーのルートで登るか、もしくはカンテ部分でもう少しロープの流れに注意すれば良かったように思える。
2ピッチ目終了点は岩壁を登らず右肩のピナクルで取った。岩壁下にも終了点があり、そこでもピッチが切れるようだった。
ロープを出す山行ではまだまだ反省点も多く、今回もロープの流れや声の届かない所での意思疎通に問題があった。まだまだ経験不足を感じることが多いが、精進していけたらと思う。

<行程>
2/25 赤岳鉱泉テン場5:45~大同心基部7:20-7:30~小同心基部8:00-8:30~小同心の頭11:27-11:40~横岳山頂12:30-12:50~テン場15:08

雪なか泊/上越 三国峠から大源太山(河内沢の頭)

今回の基本ステップは雪なか泊です。
三国峠周辺で雪洞を作り、翌日は大源太山(河内沢の頭)を目指します。

■3/3(土)
8:20、JR越後湯沢駅集合(小堀は自家用車)。新幹線改札から出てくるのはボーダー、外国人その他..登山客は我々くらい。駅真下に駐車場あり、2時間までは無料です。小堀車で移動。
三国峠登山口駐車場は工事中で閉鎖のため、三国トンネル群馬側に駐車。駐車スペースには山スキーヤー二人組と女性ソロがいらっしゃいました。
準備を整え三国峠へ向かいます。
トンネルの脇から谷沿いの道に入り、10分登ったところでワカン装着。地形図を見ながらルートファインディングし、夏道からは西側に進路をとり鉄塔に沿って登っていきます。
三国峠の神社を見下ろす尾根上で雪洞適地を探します。神社南側鉄塔脇に雪庇のように積もった場所を発見。ゾンデで探り3m以上ありそうなのでここでとりあえず掘ることにしました。
横穴を掘り進めるも1mほどのところで枝が出てきたため半雪洞に方針変更。
14時、半雪洞完成。幅3m、奥行1mほどでしょうか、前面にブルーシートをかけました。4人寝るには十分な広さです。脇と前に雪ブロックで風よけを作り、立派なトイレも制作しました。
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夕食は皆で具材を持ち寄り鍋・おでん?を作りました。ごはんはアルファ米です。翌朝食分のアルファ米に水を入れ準備時間の短縮をはかります。また雪から水を作って準備万端。そのあとは酒も飲まずに今後の山岳会について熱い議論を交わしました(笑)
就寝zzzzz
寒いです。とても寒いです。たびたび目が覚めます。

■3/4(日)
5時起床、朝食。前日準備したアルファ米に、温めた昨夜の残った鍋をかけていただきます。
今日は三国峠から三国山、大源太山を目指します。雲一つない快晴です。
7時出発。いきなりの急登のためアイゼン装着します。しかし天気の良さに快調に進みます。
8:20 三国山登頂。記念撮影などしてしばし休憩。大源太山、平標山などが一望できます。
ここからはワカンに履き替えます。地味にアップダウンが続き体力が消耗します。また途中クラックなどが出てきます。慎重に巻いたり渡ったりして進みます。
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11時、大源太山登頂。記念撮影などしてしばし休憩。結構バテバテです。まずい戻れるだろうか・・・
天気が良すぎて汗だくです。紫外線も強く皆真っ赤です。帰りも地味なアップダウンで体力を奪われます。
三国山からの下りでズボッと踏み抜きました。ワカンで埋まるとびくともしません。ピッケルではなかなか掘り出せず「すみませ~~ん助けてください」。スコップを携行していた小林さんに掘り出していただきました。
三国峠の雪洞まで戻った時には「こちらがメイン?」と思えるくらいハードな内容でした。
(沿面距離8.2km/累積高度890m/行動6:30)
雪洞からの下りは早く、車に戻って上毛高原駅へ移動。駐車場で解散し、小堀は車で、他3人は16:13の新幹線で帰路に着きました。

<行程>
3/3 三国トンネル群馬側9:30~三国峠10:50~雪洞造営14:00
3/4 三国峠7:00~三国山8:20~大源太山11:00~三国峠13:30~三国トンネル群馬側14:30

雪山ラッセル/蓼科山

■2/17(土) 晴
蓼科牧場バス停13:30→ゴンドラ乗車→登山開始14:30→7合目登山口15:00、テント設営
※テント2張(①田口、齋藤、小堀、②二見、船戸、井上)
※テント場は参道から少し入った所。雪が柔らかくスコップでならしても締まらなかった。②のテントは下に笹が生えていたが、テントに入ると気にならなかった。
※夕食(カレー、ポテトサラダ、レンコン炒め、厚切りハム)、19時就寝

■2/18(日) 晴、無風
6:30出発→将軍平10:30→蓼科山頂11:20-11:30→テント撤収13:00-13:30→ゴンドラ乗車→蓼科牧場
スタート時はワカン装着の2名が先頭。登り始めからしばらくはツボ足では埋まってしまうもののそれ程深い雪ではなく、ワカンを着けていれば比較的快適に歩けた。
斎藤さん、小堀さんもワカン装着後先頭を交替しながら登る。二見さんの先頭率が高かった。
2日間とも天候に恵まれた。特に2日目は朝から晴れて、樹林帯を抜けた後の稜線でも強風に吹かれることなく穏やかな好天の中、登頂することができた。山頂では雲もなく、360度周りの山々を見ることができ、また途中の見晴台(天狗の露地)からは槍ヶ岳も見ることができた。
※4時起床、朝食(牛めし、お味噌汁)
※ワカン装着:出発時(二見、井上)、1800m付近(船戸、齋藤、小堀)、将軍平(田口)
※アイゼン装着:2400m付近(田口、船戸、齋藤、小堀、井上)、頂上(二見)

◆ワカンやアイゼンを装着する時の注意事項
・利き足ではない方から装着すること
・ザックを置く場所、足場を作ること
・ザックは流れ落ちないように、ピッケルで止めること
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<メンバー所感>
■田口
夜に多少雪が降り、トレース上の雪も良い具合になりました。
山頂直下の斜面ではピッケルで足場を作りアイゼン装着もできました。
お天気が素晴らしく良く気持ちよい雪山でした。

■二見
森林限界を超えて急登になり、代表して山頂を極めようと一回りして急登の下りで皆に会ったのが11時少し前でした。
私は山頂までワカンのキックステップで登ってしまったのですが、緩い傾斜はフラットフッティングで登れますが角度がきつくなってくると滑ってしまいます。
尻セードが楽しいのですが少し雪質に抵抗がありイマイチ滑らなかったですね。プラスチックの「SLIDY」などあると面白かったかもしれません。
滅多にない天候に恵まれて素晴らしい絶景を生で見られ幸せいっぱいでした。機会があったら、また行きましょう。

■船戸
天候に恵まれ、素晴らしい山行でした。
ワカンの威力を感じました。
山頂直下の斜面をワカンで登高していく二見さんがカッコ良かったです!

■小堀
天気が良く、また積雪もそれほどではなかったので練習にはちょうどよかったと思います。
個人的にはテン泊の装備や過ごし方、ワカンでの歩行練習などいろいろ学ぶことができて良かったです。
寒さが苦手なので次回までにいろいろ工夫してみたいと思います。

■斎藤
まず体力が足りないことを痛感しました。二見さんにほとんど引っ張ってってもらった印象です。
それから、ギア類の着脱、その他もろもろの装備の取り出し収納を迅速に行うこと。やはり雪山テン泊となると、装備も大変な量になってくるので、その管理を効率よく行えるよう、いろいろアドバイスをいただきながら、これから試行錯誤していきたいと思います。

■井上
とても楽しい山行でした。今回も学ぶことが多くいろいろ勉強になった。リーダの田口さんを始め、二見さん、船戸さん大変お世話になりました。齋藤さん・小堀さんお疲れ様でした。
山頂に向かう山中ではほとんど人に会わず、静けさの中に鹿やウサギの足跡を見つけ、綺麗な雪景色・ふかふかの雪に感動し、美味しい空気に包まれて心が洗われた気がする。
○今後の山行に向けて
・ワカン、アイゼンの装着が今回もテキパキとできなかった。寒さの中メンバを待たせることになるので改善したい。
・早く歩けないことは継続課題。
・テント生活についてもまだ不慣れのためモタモタすることが多かった。ご一緒した二見さん・船戸さんにいろいろ教えて頂いた。少しずつでも改善したい。

尾ノ内沢キギノ沢/両神山 赤平川流域

 今回、私たちは両神山系のキギノ沢に行って来ました。途中、二俣でルートを誤り、時間の都合で引き上げましたが、冬の沢登りの様々な要素を楽しむことが出来ました。


■日程1日目
 西武秩父駅に集合し、マイカーで坂本方面に向かいます。


■日程2日目
 早朝、尾ノ内自然ふれあい館の駐車場へ移動します。ここから、キギノ沢出合まで油滝に向かって登山道を進みます。気温は3℃ほどで、徐々に上昇していきます。

04 氷瀑
氷がほとんど無く、アイスクライミングのシーズンは既に終わっています。 09 二俣の右俣
二俣の右俣です。 12 二俣の左俣
二俣の左俣です。 【時間の経過】 尾ノ内自然ふれあい館駐車場(4:20)~キギノ沢出合(6:40)~二俣(10:10)~左俣の途中(12:15)~往路を戻る~尾ノ内自然ふれあい館駐車場(17:40) 【感想】 ■木村  今回の山行は、氷が少ない為に登攀ラインの選択に悩んだり、ちょっとしたラッセルでペースが落ちたり、下山時は谷の下降で苦心したりで、とても良い経験になりました。滝の登攀ではミックス用のアックスが威力を発揮し、下降時はアイススレッドが役に立ちました。  二俣では時計の高度計とコンパスと地形図を照らし合わせて進路を検討したのですが、両俣とも水量が少なくて、左俣の谷がほう広くて氷瀑も発達していたので、誤って左俣へ進んでしまいました。顕著な谷はいくつも合流しているので、その先の二俣を右へ進路を取ったのですが、第一ゴルジュが現れない上に大変厳しい登攀となった為、間違いであると判断し、時間の都合もあり、そこで引き上げました。進路を検討した時に、試しに右俣へ偵察に行ってみれば良かったと思います。  機会があれば、今度は氷が発達した厳冬期に行きたいと思います。 ■二見  「二俣」でリーダーから話しかけられ、ルートを確認するとカシオの時計で標高1080m、25000分の1地形図で標高1050mのところを見てしまいました。一見左俣は凍った小さな滝もあり、間違いなさそうに見えましたが結果的に誤読でした。思わぬ急峻な岩場に遭遇してしまい、時間をロスしてしまいました。予習で遡行ルートを確定できなかったことが影響しました。最近、加齢とか集中力欠如等、リーダーに迷惑をかけて、行程を遅らせています。  明後日(4/6)は啓蟄、当日はポカポカ陽気です。山肌の雪もかなり雪崩て沢に跡を残していて、氷も薄く岩とのミックスルートです。所々薄氷がアックス、アイゼンで崩れ落ちます。足元に勢いよく沢の水音が聞こえました。

八ヶ岳・阿弥陀岳南稜

南稜から阿弥陀岳に挑んだ。今年3回目の八ヶ岳で初めて悪天候の洗礼を受けた。
無名峰から先の強風・視界不良とトレースがなく時間がかかりそうなこととで撤退。
昨年(2017年)1月にも無名峰で時間切れ撤退だったので2回連続だ。次回に賭ける。

■2/11(日)
舟山十字路船山十字路

船山十字路から旭小屋経由で南稜に取り付いた。南稜にはトレースがあり、難なく青ナギまで行けた。途中、単独行の方とすれ違い、青ナギからトレースがないため撤退とのことだった。また、青ナギ手前で4人組とすれ違ったとのこと。トレースのお礼を言って別れた。時間的に4人組はP1-P2コルまで行っているかと思ったが青ナギにテントが一張。その先はトレースがなかった。この先の雪の深さとラッセル具合がわからず、昨年は無名峰までのラッセルに4時間弱かかったこともあって先へは進まず、青ナギでテントを張った。
今回は急遽2名の山行になったために田中の長年使っていない3テンを持ち込んだが、これが3シーズン用で側面がメッシュ生地。しかも、古めかしく、重い。宇田川さんに寒い思いをさせてしまい申し訳なかった。

■2/12(月・祝)
青ナギ青ナギ

6:30に出発。ガスっていて視界不良。樹林が切れた個所では強風が吹き荒む天候だった。
とりあえず、無名峰まで行って先を見てこようと樹林帯の急登ラッセルに励んだ。踏み跡に乘ると足首まで、踏み跡を外すと股まで潜りながら。
手前のピークから少し行った無名峰からP1がうっすら見えるくらいの視界であった。広河原から吹き上げる風は目が明けていられないくらい。田中の判断で撤退とした。
下山は旭小屋経由ではなく広河原側に降りた。こちらの方が短い感じだった。

<メンバー所感>
■田中
宇田川さん、テントは自分が思っていた以上に風通しがよかった。お詫びします。
無名峰でまだ8時半だったので、宇田川さんの脚力ならば多少のラッセルは問題なく、強風をついてでも南稜まで行けたと思います。しかし、自分には無理と思い、撤退としました。
無名峰手前の稜線ラッセルはまさに雪山に来ている絵そのままなので、強風の中でも実は楽しかったです。もっと、先まで行きたかった。

■宇田川
2年連続での南稜ラッセル。結果は敗退となってしまったがラッセルあり強風ありスケスケテントありで良い経験になり、楽しい山行となった。
今回、進むか撤退するかの判断が難しく二人とも少し行きたそうな顔をしながらの撤退判断となった。撤退の判断は今後も頭を悩ます所だとは思うが、自分の中でもう少し判断の基準の様なものを作っていけたらと思う。

<行程>
2/11 舟山十字路9:00~旭小屋9:50~立場岳12:30~青ナギ13:00(幕営)
2/12 青ナギ6:30~無名峰8:30~青ナギ9:20~舟山十字路11:30